AGA(男性型脱毛症)の治療薬として、医療業界でも推奨されているのがプロペシアです。一般名称はフィナステリドと呼ばれる薬になりますが、国内外のどちらからも評価をされています。
まず、国内においては日本皮膚科学会が発行する『男性型脱毛症診療ガイドライン』で、推奨度Aの最高評価を受けています。ちなみ、推奨度Aは『行うよう強く勧められる』に分類される項目で、ガイドラインではこの評価を得ているのはプロペシア(フィナステリド)と、ミノキシジルだけです。
そして、海外ではアメリカのFDA(米国食品医薬品局。日本の厚労省のような存在)でも、プロペシアを内服して、治療する薄毛治療薬として認定をしています。
以上のことからも、プロペシアが医学的に権威ある組織から、薄毛治療に効果があると認められていることが分かります。
なお、プロペシアは医師処方薬であるため、手に入れるためには病院で処方をして、もらう必要があるんですね。ただし、薄毛治療は健康保険が適用されてにない、自由診療であるため各クリニックで、治療費や薬の代金を自由に設定することができます。
つまり、処方されるプロペシアは同じであっても、それを入手するために必要な薬の代金や診察料、初診料は各クリニックによって異なるわけです。
そのため、自分が通院している、あるいは通院しようと考えている病院の診療費が、他と比較すると非常に高額である可能性もあります。
例えば、今回のお話しに関連してなのですが、私の知人であるAGAクリニックに通院している方がいるのですが、その人が次のようなことをおっしゃってる方がいました。
「通っているクリニックでプロぺシアを処方してもらってるんだけど、毎回1万円くらいのお金を請求されるんだよ。でも、これが高いかどうかがイマイチ分からないんだよね」。
先ほどお伝えしたように、自由診療の場合は各クリニックによって値段が異なりますので、自分が支払っている値段に不安を感じている方も多いはずです。
では、その方が支払っているプロペシアの処方に1万円という金額は、妥当なのでしょうか?
診察料込みで1万円なら良心的な価格設定
先ほどの問いへの回答ですが、診察料込みで1万円という価格なら、かなり良心的な料金設定と言えます(正直、安いです)。というのは、プロペシアの薬代金自体が、7千円~8千円の値段で販売されているものだからです。
そのため、それに診察料や初診料を含めて1万円というのは、かなりリーズナブルな値段に感じます。初診料、診察料をそれぞれ3~4千円程度と考えると、合計1万5千円くらいであれば、許容範囲の料金設定です。
それに病院によっては、プロペシアの処方だけでも3万円ほどを請求するところもありますので。もちろん、自由診療であるため、そのような価格であっても違法性はありません。
ただし、リーズナブルな料金でも、しっかりと診察してくれるクリニックもありますので、わざわざそのような高額な病院を選ぶ必要は無いでしょう。
なお、患者さんからの評判の高い『湘南美容外科クリニック』、『AGAスキンクリニック』、『銀クリ』などは、いくらでプロペシアを処方してくれるのか気になっている方も多いはずです。
それらのクリニックでの概算費用については、次のページで紹介していますので、よろしければそちらもご覧になってみてください。
プロペシアの値段はどのくらいする?【各AGA病院で比較】
※ ちなみに診療費・初診料込みで調査してみると、最安値は湘南美容外科クリニックでした
なお、海外製のプロペシアは個人輸入代理店を活用すれば、病院よりは安い価格で購入することが可能ですが、下記の記事で紹介したように安全性や偽物のリスクがあるため、おすすめはしません。厚労省もプロぺシアは医師に処方してもらうことを推奨しています。
個人輸入した海外製プロペシアと国内製とは効果や成分が違う?
■本記事のまとめ
プロペシアの処方は保険適用外のため各クリニックによって、値段は異なります。なお、診療費込みで処方に1万円なら良心的な料金設定です。