当サイトの下記の記事でも紹介しように、最近ではドラッグストアで育毛剤や育毛シャンプーを買わずに、AGA(男性型脱毛症)の治療を専門に行う病院で、改善に取り組む方が非常に増えています。
プロペシアの値段はどのくらいする?【各AGA病院で比較】
ドラッグストアにおいている医薬部外品の育毛剤を完全に否定する訳ではありませんが、それらの製品は治療よりも予防に重きを置いています。ですので、副作用の心配は少ない反面、効果の面では医薬品と比べると、どうしても見劣りがします。
一方、病院での薄毛治療で使われるフィナステリド(商品名:プロペシア、フィンぺシア)やミノキシジル(商品名:ロゲイン、リアップX5など)といった薬は、医薬品に該当する製品です。そのため、発毛治療を目的とした方がクリニックでの治療を選ぶのは当然のことと言えます。
そして、ほとんどのクリニックで現在治療に使われている薬が先ほど紹介した『フィナステリド』と『ミノキシジル』とでは、どちらの方がより高い効果を期待できるのでしょうか?
フィナステリドとミノキシジルは働きが違う薬
まずどちらの方が薄毛改善に効果を期待できるかについてですが、これらの薬は同じ土俵では比較することができません。というのは、そもそも2つの薬の働きが次のように異なるからです。
■フィナステリドとミノキシジルの働き
- フィナステリド…DHTの生成を抑え、抜け毛を予防する
- ミノキシジル…アデノシンの分泌を促し、発毛をサポートする
ミノキシジルとフィナステリドは併用した方が効果はあるの?
ですので、どちらか効果がある方を使うというのではなく、それぞれを併用することが投薬での薄毛治療では重要となります。そのため、クリニックでもどちらか1つだけを活用するだけでなく、2つの薬を併用して治療に取り組むケースがほとんどです。
ちなみに、臨床試験の結果ではどちらの薬も使用を継続すれば、約80%の人がの薄毛が改善したという結果がありますので、どちらも高い効果を期待できる薬です。
以上、もし投薬での治療を考えている方はどちらか一方だけを使うのではなく、ミノキシジルとフィナステリドとを併用されるようにしてくださいね。ただし、どちらも薬の副作用の危険はありますので、使用の際には医師の診断の元で、用法・用量を守って使うようにしましょう。
■本記事のまとめ
臨床試験ではミノキシジルもフィナステリド(プロペシアの有効成分)のどちらもが、約8割の方に改善の結果が出ています。ただし、それぞれのアプローチ方法は違うため、治療では併用するのがおすすめです。