2015年9月28日に日本国内でも、承認がされた薄毛治療薬ザガーロ(正式名称ザガーロカプセル。有効成分デュタステリド)。
AGA(男性型脱毛症)を治療するための内服薬は、これまでにプロペシアしかありませんでしたので、そちらの薬で効果を得られなかった人にとっては待ちに待った薬でしょう。
【参考】ザガーロの副作用【プロペシアと比較してどちらが安全か?】
しかし、製造元のフランスの工場で起こったトラブル※が原因で、日本国内への出荷延期の状態がずっと続いていました。
※ トラブル内容はその工場で製造していたある製品が、別の製品に混入したというものでした。すでに再発防止対策は取られており、フランス当局のチェックも受けているため、今後はそのような問題は起こることは考えにくいです。
ですが、その問題も解決されましたので、日本国内のAGAクリニックでも2016年6月13日より処方がスタートしています。
ただし、すべてのAGAクリニックが処方をしているわけではありませんし、クリニックによってもその料金には大きな差があります。そこで、本記事執筆時点でザガーロを処方しているクリニックとその値段をこちらではまとめてご紹介します。
プロペシアを飲んでいる(過去に飲んでいた)けど、効果を実感できなかったのでザガーロの利用を考えている方はクリニック選びの参考にしてください。
各クリニックのザガーロの料金比較
それでは、早速ですが本記事執筆時点での各クリニックでの、ザガーロの料金を以下に記します。
■各クリニックのザガーロの料金比較
- AGAスキンクリニック…初回4,800円、2回目以降8,200円
- ヘアメディカル…9,500円
なお、現在のところ料金面を比較すれば、AGAスキンクリニックの方が圧倒的に割安です。初回だけで比較をすれば、約5,000円もの差がありますからね。ちなみにどちらも初診料は5,000円ですので、ザガーロを割安で手に入れたいのなら、AGAスキンクリニックの方が良いでしょう。
また、今後ザガーロの料金が下がるのかについてですが、おそらくプロペシアよりも安くなることは無いと当サイトでは考えています(プロペシアの相場は7,500円~8,500円程度)。
プロペシアはDHT(ジヒドロテストステロン。男性型脱毛症を引き起こすホルモン)を生成する原因の内、Ⅱ型の還元型酵素(5αリダクターゼ)だけにしか効きません。一方、ザガーロはⅠ型・Ⅱ型の両方の還元型酵素に効きます。
そのように効果の面でプロペシアよりも優位性をアピールできる薬ですので、販売メーカーであるGSK社(グラクソスミスクライン)も、プロペシアよりも安い値段で病院に卸すことは無いでしょう。そう考えると、AGAスキンクリニックの料金水準はかなり安いので、今後ここから大幅に下がることは考えにくいです。
ですので、さらに値段が下がるのを待つというのは個人的にはおすすめしません。その待っている間に、薄毛は進行していきますので、できるだけ早く治療に取り組むようにしましょう。
また、AGAスキンクリニックの口コミや評判については次の記事で紹介しています。治療を考えている方は、よろしければ参考にしてください。
■まとめ
ザガーロ(有効成分デュタステリド)の処方が2017年6月13日にスタートしました。現在のところ処方しているAGAクリニックはまだ少ないですが、今後は徐々に増えていくと考えられます。
ちなみに現在のところ安い価格で入手できるのはAGAスキンクリニックで、初回は4,800円で購入することが可能です。