日本国内では、薄毛治療と聞くとミノキシジルやフィナステリド(プロペシア)のような医薬品の育毛剤を利用した治療方法を想像する方がほとんどかと思います。また、それ以外のチャップアップやサクセスなどの、副作用の可能性が低い医薬部外品を想像される方も多いでしょう。
おそらく、外科手術での治療方法である『自毛植毛』と思い浮かべる方は、ほとんどいないかと思います。そもそも、日本国内で『植毛』と言えば、ナイロンの毛を受け付ける『人工毛植毛』の方が有名ですからね※。
※ 次の記事で紹介したように、人工毛植毛は副作用の危険性の高い治療方法です。当サイトとしては、お勧めすることはできません。
人工毛植毛のデメリット@副作用の危険高い薄毛治療手術
では、ミノキシジルやフィナステリドを開発した、薄毛治療の先進国のアメリカではどうなのでしょうか?
実はアメリカでは、薄毛を改善するための手段として、自毛植毛を選ぶ方がかなりの数値に達しています。その点について、以下で詳しく解説します。
アメリカの自毛植毛人数が10万人を突破
では、アメリカではどのくらいの方が自毛植毛を受けているかについてですが、2010年にはその数は10万人を突破しています。これは世界一位の数値です(他の地域のデータは以下に掲載します)。
■自毛植毛手術を行った人数
- アメリカ…101,252人
- アジア地域…92,075人
- ヨーロッパ地域…33,194人
- 中南米地域…18072人
- 中東地域…23,136人
また、アジア地域で手術を受けた人数は、92,075人ですので、アメリカの手術人数はそれよりも多いわけです。そのことからも、いかにたくさんの方が自毛植毛手術を受けているかがよく分かります。
ちなみに、アメリカでは安全性を確認できないという理由から、問題のある増毛法として法律で禁止されています。そのため、上記の数値は純粋に自毛植毛に限った人数です。
また、アメリカで人気のある薄毛治療方法は、その後は日本で人気となるという傾向がありますので、おそらく今後は日本国内でも自毛植毛を受ける方が増加することが予想できます。ミノキシジルやフィナステリドもアメリカで多くの支持を集め、その後日本へと持ち込まれましたからね。
ただし、自毛植毛手術は病院によって技術レベルに差がありますので、どちらのクリニックで施術を受けるかは慎重に選ばなくてはいけません。移植する髪は、貴重な財産ですからね。ですので、手術を受けるAGAクリニック選びはくれぐれも慎重になりましょう。
■本記事のまとめ
アメリカでは10万人以上が方が自毛植毛手術をすでに受けており、人気の薄毛治療方法となっています(2010年のデータ)。また、日本でも手術を受ける人が増加傾向にある治療方法です。