AGA(男性型脱毛症)という言葉が徐々に認知されてきたおかげで、薄毛・ハゲは病院へ行けば治療できるということが一般の方にも広まってきました。
ただ、薄毛を治療するためのクリニックの数も徐々に増えているため、「何を基準に病院を選べば良いのか?」、「そもそも本当に病院で治療できるのか?」などの疑問を持たれている方も多いでしょう。
そこで今回は発毛治療の専門医院であるAGAスキンクリニック・新宿アイランドタワー院の西垣院長に、それらのことについて実際にお話しを伺ってきました。
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特に発毛治療の専門医院で院長を務める医師が実際に教える『AGAクリニックを選ぶときの大切なポイント』は、薄毛治療で失敗しないためには有益な情報ですので、これからAGA治療を考えている方はぜひチェックしてください。
インタビュー目次
以下に今回のインタビューで西垣先生に質問した内容をまとめています。質問内容をクリックすれば、インタビュー詳細を確認できますので、全文を読んでいる時間が無い方は、知りたい内容だけをチェックすることが可能です。
なお、特に読んでいただきたいインタビューについては【要チェック!】と記載していますので、お時間が無い方はそちらを優先してお読みいただければ幸いです。
質問1.発毛治療専門クリニックではどんな方法で薄毛を治療する?
質問3.市販の育毛剤で薄毛が改善しないケースもクリニックなら治療できる?
質問4.内科や皮膚科での薄毛治療と、発毛治療専門クリニックでの治療の違いは?…【要チェック!】
質問6.AGAクリニックを選ぶときの大切なポイントは?…【要チェック!】
質問1.発毛治療専門クリニックではどのような方法で薄毛を治療しますか?
これはクリニックごとで方法は様々だと思いますが、当院(AGAスキンクリニック)の治療方針としては、ベースとなるのは飲み薬と塗り薬です。
まず飲み薬について、最低限必要となるのが『髪を生やすお薬(ミノキシジル)』と『薄毛の進行を抑えるお薬(フィナステリド)』ですね。それらの内服薬が薄毛治療のベースとなるので毎日飲みます。
続いて塗り薬ですが、こちらはリキッドタイプ(液状)のお薬になります。その中に『発毛を促すお薬(外用ミノキシジル)』が入っており、その塗り薬を毎日頭皮につけてもらうことになります。
そのように毎日内服薬と飲むことと、外用薬を頭に付けることが治療のベースとなるんですね。
あとは、プラスアルファで頭に成長因子や薬剤を注射する『メソセラピー』という治療を受けることもできます。このメソセラピーの薬剤の中にも、もちろん発毛薬は含まれています。
処方されるお薬にはどんな成分が含まれているんですか?
まず1つは『ミノキシジル』という成分。これが発毛薬になります。
続いてもう1つが『フィナステリド』。こちらは薄毛の進行を食い止めるための成分になります。プロペシアやそのジェネリックにあたるファイザーなどの有効成分ですね。
また、フィナステリドで効果を実感できない方や、体質的に合わない方には『デュタステリド』を処方するケースもあります。こちらはザガーロなどに含まれている有効成分ですね。
最後は髪の栄養のために、ビタミンなどを当院独自で配合したサプリメントを処方しています。
・薄毛治療は内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)を使用
・髪を生やすお薬が「ミノキシジル」、抜け毛を抑える薬が「フィナステリド」を併用するのが薄毛治療の基本
・プラスαとして頭皮に薬剤を成長因子を注入する「メソセラピー」治療
・髪の栄養ためにビタミンなどのサプリメントなども処方
質問2.発毛治療に必要な期間や費用はどのくらいですか?
まず期間について、最低でも半年できれば1年は必要だとお考えください。
発毛治療は半年以上に渡り、続けていかなければいけない治療になります。私も実際にたくさんの患者さんを今までに診てきましたが、大きな変化を実感していただくためには、どうしてもそれだけの期間が必要となります。
発毛治療は1ヶ月や2ヶ月で終わるといった簡単なものではありません。したがって最低でも半年、できれば1年は治療を継続するようにしていただきたいです。
どうしてそれだけ長い期間が治療に必要なのでしょう?
産毛からの伸び率には個人差があるので、そこから3ヶ月(治療開始から半年)で大きく改善する人もいれば、さらに半年以上の期間を要する方もいます。そのため、最低でも半年できれば1年間は治療期間として考えてもらいたいです。
続いて費用についてですが、これは患者様が選択する治療プランによって費用には幅があります。
あくまでも将来の薄毛を予防することが目的の方の場合、当院では割安なジェネリックの処方も行っているため初月3,400円(2ヶ月目以降6,000円)から内服薬での治療が可能です。
一方で内服薬と外用薬だけでなく、メソセラピーも含めてフルセットで治療を受けたいという方の場合、1年で約100万円の費用が必要です(1ヶ月あたり8-10万円)。
もちろん、各自の予算もあるかと思いますので、それを踏まえて治療プランを決定することもできますので、費用が心配だという方は無料カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
・最低でも半年から1年は継続することが必要
・治療効果には個人差があるので1年間は期間を見ておくべき
・AGAスキンクリニックなら初月3,400円から治療が可能
質問3.市販の育毛剤で薄毛が改善しないケースでもクリニックなら治療はできる?
市販の育毛剤(発毛剤)なら大正製薬のリアップが有名ですよね。リアップは日本で市販されている育毛剤の中で、唯一ミノキシジルという発毛成分が入ってます。
そのため、リアップは発毛薬だと言い切ることができるんです。CMでも「日本で唯一発毛効果が認められている」と言っていますよね。
ただしリアップに配合されているミノキシジルの濃度は、決して高いとは言い切れません。これはリアップを批判しているわけではなく、老若男女だれでも購入できるドラッグストアで販売するとなると、そうせざるを得ないという側面があります。
したがって、リアップシリーズで最もミノキシジル含有率が高い製品であっても、その濃度は5%しかありません(5%の製品は下記画像のリアップX5プラス)。
もちろん、発毛薬ですからその濃度であっても効果が出る可能性はありますが、過度な期待はしない方が良いというのが個人的な意見ですね。
一方、当院では市販品の濃度よりも高いミノキシジル6.5%の外用薬を処方しているため、市販の育毛剤で効果を感じられなかった患者さまがクリニックで治療を受けたら発毛したという事例もあります。
また先ほどもお伝えしたように当院の治療は外用薬だけでなく、内服薬も使用します。そのため、体の中側からも発毛に対してアプロ―リすることができますし、抜け毛を抑える成分により髪の成長をサポートしてくれます。
発毛治療では体の内側と外側からのどちらからも、しっかりとお薬を吸収することが大切ですからね。市販の外用薬では外からのアプローチしかできませんが、当院の治療であれば内側と外側のどちらかもアプローチが可能なので、患者さまが体感される効果の度合いやスピードは違ってくるはずです。
市販の育毛剤を使ったら頭皮に湿疹・ただれ・赤みが出た場合も、クリニックで治療はできますか?
ですから市販の育毛剤は副作用が原因で使えなったという場合でも、一度相談をしてください。
・市販の育毛剤(発毛剤)は最高でもミノキシジル濃度5%
・AGAスキンクリニックならそれよりも濃度の高いミノキシジルを処方可能
・クリニックの治療は内服薬も併用するので、体の内側・外側の両方から発毛にアプローチができる
質問4.内科や皮膚科での薄毛治療と、発毛治療専門クリニックでの治療の違いは?
内科さんや皮膚科さんで処方できるお薬は『プロペシア(フィナステリド)』あとは『ザガーロ(デュタステリド)』、これら二択しかありません。
私たちのような発毛治療専門クリニックでは処方できる『ミノキシジル』を、それらの医院では基本的に処方をしてもらうことができないのです。
先ほどお伝えしたように、『プロペシア』や『ザガーロ』はあくまでも抜け毛・薄毛の進行を食い止める作用しかありません。発毛を考えている方にとっては、毛量をキープするだけのそのような治療では効果を感じられないでしょう。
今の毛量をキープするだけでなく、新しい髪を生やして髪のボリュームをアップさせたいのであれば、発毛治療を専門とするAGAクリニックで治療を受けるべきです。
また、当院ではお薬でのミノキシジルの処方に加えて、メソセラピーのような注射での治療も可能なため多方面から薄毛治療に対してアプローチすることができます。
ちなみに内科や皮膚科で薄毛治療を受けた場合、保険は適用されるのでしょうか?
AGA治療は全額自己負担というのは国が決めていることなので、医院ごとの判断でどうこうできることではありません。したがってどこの病院で治療を受けても保険適用外ということに変わりはありません。
ただし自由診療の場合はクリニックごとにお薬の値段を決められますので、当院のように3,400円から治療を受けられるリーズナブルなクリニックもあれば、内服薬1種類だけで1万円以上も支払う必要があるクリニックもあるので、費用を気にされる方は病院選びも気をつけるべきでしょう※。
※ 薄毛治療を受けるべきAGAクリニックの選び方については、後ほど西垣先生に解説していただいてます。そちらの内容をご覧になりたい方は、以下からチェックできます。
AGAクリニックを選ぶときに注意するポイント
・内科や皮膚科での薄毛治療で期待できる効果は毛量の現状維持レベル
・内科や皮膚科では発毛薬であるミノキシジル(内服薬)を処方してくれない
・現状から髪を増やしたいのであればミノキシジルの処方をしてくれるAGA専門クリニックへ
・内科、皮膚科、AGA専門クリニックのいずれであっても薄毛治療は保険適用外
質問5.薄毛治療はどのタイミングで始めるのが良い?
本人が鏡を見ても全く変化に気づいてない、あるいは他人からも髪に関して指摘が無いという方なのであれば、まだ積極的に治療を受ける必要は無いと思います。
ご自身で「あれ?もしかしたらちょっと以前とは違ってきたのかもしれないな」と感じるのが大きなサインで、そうなったときにはすでに変化が起こり始めています。
ですから少しでも「あれ?」と異変を感じたら、何か対策を取られた方が良いですね。
抜け毛の量を気にする必要はありませんか?
とにかく髪のことに関して「あれ?」と違和感がしたら、それは何かしらの変化が起こってるサインです。薄毛は進行性の症状なので、放置しても改善することは絶対にありません。違和感があったら、できるだけ速やかに治療を検討するべきでしょう。
・「抜け毛の量が増えた」「鏡を見て薄くなったと感じる」「スタイリングしづらくなった」などの異変は薄毛が進行してるサイン
・少しでも髪のことで違和感が手遅れになる前に専門クリニックで相談する
・薄毛・AGAは進行性(不可逆性)の症状ため、放置しても改善することはない
質問6.AGAクリニックを選ぶのに大切なポイント
発毛治療を専門に行うAGAクリニックを選ぶ上で大切なポイントは5つあります。では、それらを順番にお伝えしていきますね。
まず、1つ目に『治療実績が豊富である』ということが大切です。
例えば、ホームページに実際にそこで治療を受けた方のインタビューや、ビフォー・アフターの画像が掲載されていれば、実際に治療の効果を確認することができるので、ご自身が治療を受けた後の様子もイメージしやすいはずです※。
AGAスキンクリニックで治療を受けた方の頭髪の変化
■30代前半・男性
■治療内容…「Riberth(オリジナル発毛薬)」+「Dr’sメソ(AGAメソセラピー)」
■40代前半・男性
■治療内容…「Riberth(オリジナル発毛薬)」+「Dr’sメソ(AGAメソセラピー)」
■20代前半・男性
■治療内容…「Riberth(オリジナル発毛薬)」+「Dr’sメソ(AGAメソセラピー)」
上記以外のビフォー・アフターは次のAGAスキンクリニックの公式サイトで確認できます。
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続いて、2つ目が『クリニックの運営歴が長い』ことです。
クリニックが長期間にわたり継続してあるということは、それだけ長い期間にわたり患者さまの支持を集めている証拠なので、信頼性の高さにもつながります。
また新たに開院したAGAクリニックの中には、すぐに閉院してしまうところも中にはあるんですね。もし、そのようなクリニックへ通院してしまっては、物理的に治療を受けることができなくなるので、運営歴は気を付けた方が良いでしょう。
3つ目のポイントが『料金が安すぎない』ことです。
効果のあるお薬には必ず有効成分が含まれています。そして正しい成分を正規ルートで手に入れようとすると、ある程度料金が上がってしまうんですね。
そのため、お薬の料金のあまりも安すぎるクリニックの場合、確証はありませんが「本当に正規ルートで薬を手に入れているのか?」「格安で輸入した海外の偽造医薬品を使ってるのではないか?」などを疑ってしまいます。
それに偽造医薬品の場合、有効成分が入っていない可能性もあるので、そんな薬をいくら飲んでも薄毛は改善されません。そのようなクリニックへの通院は、時間とお金を浪費するだけなく、大切な髪を失うことにもつながるのでやめるべきです。
そして4つ目が『医師が診察を行うクリニック』であること。
私はもちろん医師ですが、クリニックによっては医師の資格を持っていない方が診察をするケースがあるそうなんですね。
患者さまは相手が医師のつもりで相談していたのに、実際には医師でもなんでもなかったという風にです。当たり前ですが、そのような方に患者様の症状をきちんと判断できるはずがありません。
また、ホームページに医学博士という記載があったとしても、医学博士は医師でなくても取ることができます。ですので、本当にホームページに掲載されている人物が医師かどうなのかをきちんと確認した上で、通院をするかどうかを決めるべきでしょう。
最後に5つ目のポイントが『カウンセリングをしっかり行なっている』ことです。
カウンセリングで患者様の症状や悩みを聴いたり、頭皮の状態を見ることをせずに、「じゃあ、この薬を飲んでくださいね」というのはおかしな話ですよね。
そんな方法で適切な治療を受けられるはずがありません。ですから、クリニックへ行ってみてしっかりとカウンセリングをしてくれないのであれば、その病院での治療は考え直すべきです。
例えば、当院では患者様の頭皮の状態を見るにしても、マイクロスコープを使った上でしっかりと観察して、AGAの進行度を確認しています。
そういうことをせずに、お薬を処方しているクリニックに対しては、「じゃあ、何を判断材料にその人の薄毛が進行していると判断したの?」と疑問に感じますね。
西垣先生が院長を務められているAGAスキンクリニックでは、それらのポイントを全て満足していますか?
※西川先生が院長を務めるAGAスキンクリニックは、5つの条件を全て満足しています。
・薄毛治療の実績が豊富
・クリニックの運営歴が長い
・治療の料金が安すぎない
・医師が診察を行っている
・治療前のカウンセリングがある
質問7.今、薄毛で悩まれている読者さまにメッセージをお願いします
髪のことで悩んでいるというのは、改善したいという意思の裏返しだと思います。
おそらく、薄毛・発毛治療について色々な情報をインターネットで見てはいるんだけど、治療への第一歩を踏み出せない状況ではないでしょうか?
ただし踏み出せない状態のままで時間だけ経過してしまえば、当然さらに薄毛は進行していきます。
今はAGAという言葉自体が一般的にもわかる時代になってきたので、性別・年齢にかかわらず、男女共にクリニックへ足を運びやすい環境になっています。
それに当院では無料でカウンセリングも行っているので、まずはカウンセリングで、今の頭皮の状態を見てもらうだけでも構いません。一歩を踏み出す勇気がとにかく大切ですので、その勇気を出してクリニックまで足を運んでいただきたいですね。
薄毛は放置していても治らないという話がありましたが、絶対にストップはしないんですか?
もちろん「睡眠時間を確保する」「運動をする」「不摂生をやめる」などの生活習慣の改善で、進行を遅らせることはできるかもしれません。
ただしいくら生活習慣を改善しても、AGAの遺伝要因がなくなるわけでは無いです。
そのため、発症した薄毛の進行がゆるやかになることはあっても、止まることは絶対にありえない話だとお考えください。だから、まずは勇気を出して、クリニックへ来院しご相談をしていただきたいですね。
AGAスキンクリニックなら無料カウンセリングを受けられる
西垣先生、貴重な時間を割いてインタビューにお答えいただき、まことにありがとうございました。
発毛専門クリニックでの治療内容、皮膚科や内科との治療の違い、AGAクリニック選びの重要なポイントなどを現役医師の立場からわかりやすく解説してくださったので、読者さまにとっても非常に参考になる内容だったと思います。
そして、先生が最後におっしゃっていたように、AGA(男性型脱毛症。いわゆる薄毛)は放置していても、改善を期待することはできません。
時間が経てば経つほど、生え際は後退して、頭頂部の地肌は目立ってきますので、少しでも髪に異変を感じたら、AGA治療を専門とするクリニックで相談するのが良いでしょう。
なお、西垣先生が院長を務めるAGAスキンクリニックでは、無料カウンセリングを実施していますので、頭皮の状況を無料でチェックしてくれます。
無料カウンセリングは次の公式サイトから申し込み可能です。髪のことで少しでも「あれ?」と異変を感じたら、まずは頭皮の状態だけでもチェックしてもらうのが良いでしょう。
※全国46院で治療が可能なクリニックです。1ヶ月あたり3,400円というリーズナブルな金額で薄毛治療を始められます。
その他のQ&Aまとめ
上述した内容以外にも薄毛治療について、気になることがあったのでそちらも西垣先生に質問してみました。
それらの内容については、以下でまとめて紹介しますので、興味のある方はそちらの内容もご覧になってみてください。
Q1.クリニックで発毛治療を受ける人は、今後も増えると思いますか?
現時点でもかなり増えたなという印象ではありますが、まだ薄毛で悩んでいる方の半数もクリニックへは来ていないと思うので、今後もさらに増えてくるでしょうね。
クリニックへ来院する人が増える理由は、市販の育毛剤だけではあまり効果を期待できないからでしょうか?
そういった方たちの正直な意見が口コミで広まれば、「薄毛を治療したいのなら病院へ行くべき」という正しい情報も伝わっていくはずなので、クリニックで治療を受ける方も増える要因になるでしょう。
Q2.ヘアサロン(アデランスやアートネイチャー)と発毛治療専門クリニックとでは何が違うのでしょうか?
根本的に違うのは、ヘアサロン(育毛サロン)には医師がいないという点です。
アデランスさんやアートネイチャーさんのようなヘアサロンは、医師ではない方が頭髪の知識を身につけられて営業をされていますよね?
それでサービスとしては、「頭皮の詰まった汚れを落とすこと」や「頭皮のマッサージ」などを行っていると思います。たしかに頭皮環境が良くなる可能性はあるのでしょうが、それで髪の毛が新たに生えるかと言われれば、私は疑問に感じます。
そのため根本的に髪を生やしたいのであれば、医師がいて医療行為を行うクリニックへ行くべきです。
けれどウィッグ(カツラ)を使って簡単にボリュームアップさせたいという方や、増毛(自分の髪に人工毛を結んで毛量をアップさせる方法)をしたいという方は、それらのサービスを提供しているヘアサロンを利用してみることは方法の1つとして考えても良いかもしれません。
ただしウィッグにしても増毛にしても、頭皮にとってはそれなりにリスクを伴うということは頭に入れておいた方が良いでしょう。
Q3.親や祖父、兄弟が薄毛でもクリニックの治療で改善することはできますか?
薄毛の背景は多くのケースで遺伝が存在しています。そのため、お父様、おじいさま、ご兄弟が薄毛の方である場合、ご自身が改善する可能性は非常に高いでしょう。
そういった遺伝での薄毛で悩んでいる方たちのために、当院のようなクリニックは存在しています。
むしろ、悩んでいるご本人さまだけでなく、家系全員が来院してくだされば全員が効果を期待できるかなと思いますね。
Q4.普段の生活で髪の健康のために気をつけるべきことはありますか?
「適度な睡眠時間」「煙草を吸わないこと」「適度な運動」「バランスの良い食事」。これら4つの項目は特に注意していただきたいですね。
まず『睡眠時間』というのは、とりすぎてしまっても、とらなさすぎてしまってもダメなんです。髪や体の健康のためには6時間から7時間半ぐらいが良いでしょう。
2つ目が『タバコ』、これはもう絶対ダメですね。なぜかと言うと、タバコに含まれるニコチンには血管を収縮してしまう作用があるからです。
太い血管であればそこまで影響を受けない可能性は高いですが、髪の毛の周辺っていうのは非常に細い毛細血管が多いんですね。
どの血管も細かくて小っちゃい血管。ということは、タバコを吸うことによる血管収縮作用の影響を受けやすく、髪の成長には良くないと考えられます。
ですから、タバコは何が何でもやめてもらいたいですね。まだせめてiQOS(アイコス)のほうがましかなと思います。
3つ目の『適度な運動』。これも血流を改善して行くためには、大切なことです。ヨガやウォーキング、あるいはジムに通うでも構いませんので、体を動かして血流状態をしっかり保つということは髪のためには重要と言えます。
そして、最後の4つ目が『バランスの良い食事』。偏った食事をすると、高脂血症などのリスクにもつながり、髪の毛へ栄養が行きづらくなる可能性があるので注意が必要です。
以上、紹介した4つの項目については気をつけていただきたいですね。
Q5.普段使うシャンプーで注意することはありますか?
勘違いされる方が多いのですが、どれだけ良いシャンプーを使ったとしてもそれだけで髪が生えてくることはありません。例えば、スカルプDという有名な商品がありますよね?あの商品は悪くは無い商品です。ただ、あれだけをいくら使っても髪は生えて来ないです。
たしかに、髪を洗うこと以外に、プラスアルファの育毛作用はあるのかもしれません。しかし、あまりシャンプーに期待してお金をかけすぎるのはどうかな?と思います。
ではシャンプーはどんなものでも良いのでしょうか?
それらの成分は洗浄力が高すぎるため、頭皮環境が悪化している方にはおすすめできません。
やっぱり人間って髪の毛を含めてたんぱく質が主成分なわけですから、その元となるアミノ酸が入っているものは良いですね。そのため、アミノ酸系のシャンプーであれば市販のものでも使って良いと患者様にはお伝えしています。
具体的にはどんなシャンプーが良いのでしょうか?
Q6.家族に内緒で治療を進めることはできる?
もちろんできますね。ダイレクトメールなどは届かないようすることも可能です。
また、奥様がちょっと疑って、お電話されてくるようなケースも考えられますが、その際も個人情報はお伝えしないように対応しています。
Q7.AGAスキンクリニックが他のクリニックと比較して優れている点は?
メソセラピーですね。結構有名で料金の安いクリニックさんが都内にあるんですけど、そこでは行ってはいない治療方法です。
メソセラピーは注射器で直接頭皮にお薬を注入する治療方法です。これを行うメリットの1つが『生やす力』です。発毛薬であるミノキシジルを直接頭皮に注入するため、高い発毛効果を期待できます。
そして、もう一つのメリットが『ヘアサイクルの改善』。通常の内服薬と外用薬の治療だけでは、ヘアサイクルを元に戻す(改善する)ことにどうしても時間がかかります。
その戻すスピードを極力速める作用がメソセラピーにはあります。で、なぜそれができるかというと、直接注入することによって、毛根周囲の細胞そのものを活性化する働きがあるからなんです。
もちろん、外用薬や市販のリアップでもミノキシジルを頭皮に吸収させることはできますが、外から塗るだけではそんなに深いところまでは浸透はしていきません。毛根周辺の細胞付近に効果的にアプローチしようとすると、メソセラピーが大事になってくると思いますね。
Q8.クリニックで使用するお薬にはどんな副作用がある?
お薬によって症状が違ってきますので順に説明をしていきますね。
まずは発毛薬『ミノキシジル』。こちらが恐らく副作用としては一番出やすいものかと思うんですが、血流を良くする(もともとは血圧を下げるお薬)働きがあるので、血圧の低下があります。
ただそこまで作用の強いものでは無いので、大きく血圧が下がるということは考えにくいです。
それから血管を広げて血流を多くするため、心臓にも多少負担がかかります。したがって動悸ですとか、むくみなどを感じる方がいらっしゃいます。
他には髪だけでなく体毛が濃くなる方もいますね。いわゆる多毛症と呼ばれる作用です。ただ、体毛が濃くなるということは、薬に体が反応している証でもあるので、良い兆候であるとも言えます。
あとは薬を始めてから1週間から2週間くらいで、少し抜け毛が増える方がいます。これは初期脱毛という症状で、1ヶ月もすれば収まるので特に心配はいりません。
- 血圧の低下
- むくみ
- 動悸
- 多毛症
- 初期脱毛
しかし、作用自体、それほど強い薬剤ではありませんので、そこまで副作用について神経質になる必要はないと思います。その中でも挙げられるとすれば、性欲が多少落ちる可能性があるということでしょう。
フィナステリドは男性ホルモンに直接作用しているわけではないんですが、男性ホルモンと絡んでいる部分がありますので、人によっては性欲や男性機能を低下させる可能性があるとされています。
- 性欲の減退
- 男性機能の低下
Q9.患者さまがAGAスキンクリニックさまを選ばれる主な理由は?
まず統括院長の麻生医師が薄毛で悩んだ過去があり、自分自身がクリニックで提供しているものと同じ薄毛治療を体験されているっていうことが一番大きいと思います。
それからテレビやインターネットで当院が紹介される機会が増えているので、知っている人が多いというのも選ぶ際の理由の1つになっているように感じますね。
あとはクリニック自体の歴史も長く、治療実績も豊富な点でしょう。患者さまにとっては、治療実績が多いということは安心材料の1つなので、病院を選ぶ際の大きなきっかけになっているはずです。
Q10.AGAスキンクリニックさまの患者様の年齢層は?
20代、30代が圧倒的に多いです。やはり若い方であればあるほど、ご自身の見た目は気になるものですからね。
もう結婚されていれば別かもしれませんけども、結婚する前の方にとっては薄毛かそうでないかという重要な問題なので、気になるのも当然だと思います。
Q11.今後の発毛治療業界はどのように発展されていくとお考えですか?
最近で言えばiPS細胞の研究などが進んでいますので、そのような幹細胞治療が発毛治療にも適用されていくと思います。
今であればまだブタなどの上澄み成分だけを使ってというところだったのが、他人のiPS細胞を用いて実際に網膜手術するということまで来ていますからね。
最初は主要臓器の治療から進んでいくでしょうが、ゆくゆくは発毛治療にも応用できてくるとは思います。近い将来、今あるような医学的なお薬以外の候補っていうものも出てくる可能性は高いと感じています。
以上で、AGAスキンクリニック・新宿アイランドタワー院の西垣院長への薄毛・発毛治療に関するQ&Aは終了です。
西垣先生、ご協力いただきありがとうございました。なお西垣先生が院長を務められるAGAスキンクリニックでは、現在無料カウンセリングを実施しています。
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本記事はAGAスキンクリニック新宿アイランドタワー院の院長を務める西垣匠医師に監修していただいています。
【取材協力医院】AGAスキンクリニック