日本国内で厚生労働省が認可をしている数少ないAGA治療薬プロペシア。本記事執筆時点で、男性型脱毛症の治療薬として認可を得ているのは、『プロペシア』と『ザガーロ』の2種類の薬だけです。
中でもプロペシアはアメリカやヨーロッパでも広く活用されており、日本でもすでに発売から10年以上が経過している人気・実績のある薬剤となります。ちなみにプロペシアを発売しているMSD(アメリカではメルクと名乗っている)はアメリカの会社です。
そのように国内だけでなく欧米でも広く流通している薬ですので、個人輸入を活用すればアメリカで発売されているアメリカ版プロペシアを国内にいながら入手することも可能です。
では、日本国内で発売されているプロペシアと、アメリカで発売されているアメリカ版プロペシアでは効果は同じなのでしょうか?
アメリカ版と国内版のプロペシアの効果は全く同じ
アメリカ版プロペシアと聞くと、体の大きいアメリカ人向けに開発されている製品だから、国内のものよりも強い効果を期待できるのでは?と考えている方もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
どちらも配合されている有効成分の量は1錠あたり1㎎のため、効果は一切変わりません。ですので、アメリカ版の方が効果があるというのは、間違った考えです。
アメリカ版や海外版のメリットは値段が安くて手軽に購入できること
では、どうして海外製のプロペシアを個人輸入する人がいるかと言えば、それは『手軽さ』と『値段の安さ』のためでしょう。
プロペシアはリアップX5のようにドラッグストアでの対面販売が認められていませんので、入手をするためには医師の処方箋が必要であり、AGAクリニックやプロペシアを取り扱っている内科へ行かなくてはいけません。
一方、アメリカ版を個人輸入する場合は、自宅にいながらパソコンで注文をすることができます。クレジットカードを使える方なら、その場で支払いもできるほどの手軽さです。
また、値段に関しても国内版の場合はクリニックにより値段が異なりますが、相場は1ヶ月分7,000円-9,000円です。
それと比較しての海外版の値段ですが、個人輸入代行業者のオオサカ堂で注文をした場合、およそ1ヶ月で4,766円となり、相場と比較して2,000円以上安い計算となります。
そのように手軽さや値段の安さのメリットがあるため、アメリカ版を購入する人が一定数いるのだと思います。
ただし、個人輸入で薬を買う場合には知っておかなてくはいけないことがあります。それは、偽物(偽薬)が届けられたり、副作用が起きても自己責任のリスクがあることです。
個人輸入で医薬品を購入する場合は偽物や副作用のリスクがある!
個人輸入で購入した薬はそれが正規品(本物)である保証は残念ながらありません。しかも、最近の偽薬は外観が本物そっくりにつくられているため、専門家でも区別をすることが難しいです。
ですので、個人輸入を活用をしている場合、知らないうちに効果が全くない偽物を使用していたという可能性があります。
また、もし薬を飲んでも副作用が起こったとしても、誰も責任を取ってくれません。プロペシアには勃起不全、性欲の減退、肝機能障害、乳房肥大など怖いものもたくさんあります。
もし、何かが起こってからでは大変ですし、誰にも相談ができません。もし、副作用が起こったとしても、すぐに医師に相談ができるように、プロペシアは必ず病院で処方してもらい、医師の指示に従って薬の服用をするようにしてください。
本件については厚生労働省も懸念しており、公式ホームページ内でも『医薬品等の個人輸入は健康被害などの危険性があります』と注意を促しています。
国内版プロペシアを安く買えるクリニックもある
なお、プロペシアを安く買うことが目的であれば、個人輸入クラスの低価格で国内版を処方しているクリニックもあります。
各AGAクリニックのプロペシアの価格比較は次のページで紹介していますので、少しでもお得にプロペシアを購入したい方はそちらをご覧になってみてください。
■本記事のまとめ
アメリカ版プロペシアも国内版も、1錠あたり有効成分の量が同じのため、期待できる薄毛改善の効果は全く同じです。
ただし、アメリカ版を個人輸入で購入すると、偽薬を掴まさせたり、副作用が起こっても自己責任などのリスクがあるので、当サイトでは医薬品を個人輸入で購入することはおすすめできません。