AGA(男性特有の薄毛。男性型脱毛症)の内服薬として、現在世界で最も活用されているのがMSD社から発売されているプロペシア(成分名フィナステリド)です。
薄毛治療の先進国のアメリカでもFDA(アメリカの厚生労働省とお考えください)が認可している唯一のAGA治療内服薬※ですし、国内でも厚生労働省がAGAの治療薬として認可をしています。
※ デュタステリド(日本での商品名ザガーロ)、内服タイプのミノキシジル錠(ミノタブ)は、FDAでAGA治療薬として認可されていません(本記事執筆時点)。将来的には認可をされる可能性はあります。
それに、すでに2005年の発売開始からすでに10年以上も愛用されている薬なので、発売前の臨床試験だけでなく、市場での実績も豊富な薬です。そのため、安全性の面から考えてプロペシアを薄毛治療薬として選択される方も多くいます。
実際、副作用が起こる確率も他の薄毛治療薬であるザガーロと比較べて、プロペシアの方が低いという結果も出ています。
そして、もう1つの大きな特徴は薄毛治療を専門とするAGAクリニックだけでなく、内科や皮膚科などの病院も薬の処方を行なっている点です。
もちろん、すべての内科・皮膚科でプロペシアを処方してくれているわけでは無いため、取り扱いについては病院側へ事前に確認をする必要がありますが、それでも近所にAGAクリニックが無く薄毛治療を断念していた人には大きなメリットと言えます。
では、プロペシアを内科・皮膚科で処方してもらった場合、値段はどのくらいかかるものなのでしょうか?
当サイト・フサメンのスタッフの中に、内科でプロペシアを処方してもらった経験のある方がいますので、そのときにかかった初診料・お薬代金を参考事例としてご紹介します。
プロペシアの処方は自由診療のため保険は適用されません!
プロペシアの料金をお伝えする前に、1点注意していただきたいことがあります。それは、プロペシアの処方には保険が適用されないということです。
日本ではAGA治療は保険適用外になるため、内科・皮膚科・AGAクリニックのいずれで薬を処方してもらっても、費用は全額自己負担となります。
また、保険適用外のお薬については、各病院が処方する値段を自由に決めることが可能です。そのため、プロペシアの値段は実はクリニックによってバラバラなんですね。ちなみにプロペシアの相場は7,000-9,000円くらいです。
ただし、中には相場をはるかに超える金額を請求してくる悪質なクリニックもあります。そのようなクリニックにひっかからないためにも、プロペシアの価格については病院側に事前に確認しておくのが良いでしょう。
もし、お薬だけの代金が9,000円を超えるようでしたら、もっと安価で処方してくれるクリニックはいくらでもあるので、転院されることを検討した方が良いかもしれません。
内科でプロぺシアに必要だったお金はこのくらい
それでは内科でプロペシアの処方に必要だったお金がいくらになったのか?という点についてですが、実際にかかった診察料とお薬代がそれぞれ以下のようになりました。
■内科でプロペシアの購入に必要だった金額
- 診察料(初診)…850円
- お薬代…7,800円
- 合計…8,650円
ただ、スタッフの話を聞いてみると、医師は薄毛治療の専門医師ではないためか診察は問診だけで、頭皮の状態をチェックしたり、薄毛の進行状況を詳しく確認することは無かったそうでした。
ですので、医師のアドバイスを受けながらご自身の症状にあった治療を進めたいのであれば、AGAクリニックで治療を受けた方が良いでしょう。
AGAクリニックでのプロペシア最安値は4,200円
ちなみにAGAクリニックの中には、「AGAスキンクリニック」や「湘南美容外科クリニック」などのように、初回4,200円というリーズナブルな値段でプロペシアを処方してくれるクリニックもあります(本記事執筆時点での価格)。
AGAクリニックでの薄毛治療は値段が高いと考えられている方もいるかもしれませんが、前述したようにそもそもAGA治療には保険は適用されません。
そのため、内科や皮膚科だから値段が安くて、AGAクリニックだから安いということはありませんので、その点は誤解をしないようにしてください。
■本記事のまとめ
全ての病院というわけではありませんが、内科や皮膚科の中にもプロペシアの処方を行っている病院もあります。
ただし、プロペシアの処方は保険適用外のため、内科や皮膚科だから料金が安いということは無いです。
なお、プロペシアの現在相場は7,000-9,000円程度ですので、そこから大幅に逸脱するような料金だったら、別の病院へ行くことを考えるべきっでしょう。