男性型脱毛症診療ガイドラインまとめ【薄毛治療するなら必見】

男性型脱毛症診療ガイドライン

「薄毛を改善するために、まず大切なことは何だと思いますか?」と質問されたときに、あなたならどんなことを回答するでしょうか?

おそらく多くの方は、「毎日規則正しい生活を送ること」や「育毛剤でしっかりとケアする」などの内容をお答えになるかと思います。たしかに、それらのことは薄毛を改善するためには大切です。

しかし、まず初めてやって頂きたいことはそれらのことではありません。当サイトとして提案したいのは正しい薄毛治療の方法について理解をすることです。

医者

今は病院での最新の薄毛治療を受けることも可能ですし、薬局へ行けば発毛剤のミノキシジルが配合されたリアップX5やリアップジェットのような育毛剤を手に入れることができます。

そのため、正しい方法で治療に取り組めば、薄毛は改善できない症状ではなくなりました。そのため、治療のための正しい知識を身に着けることが、より重要になってきているんですね。

しかし、これから薄毛治療に取り組む方にとっては、どんなり治療を受けるべきか分からないという方も多いかと思います。そのような方に役立つのが『男性型脱毛診療ガイドライン』で紹介されている薄毛・禿げの治療方法です。

このガイドラインは、科学的な根拠に基づき、さらに日本の実情に即した薄毛治療方法の指針になります。

つまり、医学的に根拠のある薄毛治療を受けたいのであれば、まずはこのガイドラインの内容を頭に入れて頂きたいんですね。

それが、薄毛治療をこれから始めようとする方にまずやって頂きたいことになります。

なお、ガイドラインの内容を全て読み込むは大変ですので、その中から絶対に把握しておいて欲しい内容をピックアップして以下では紹介します。

AGA(男性型脱毛症)を治療するために、どんな治療を受けるべきか悩んでいる方は、ぜひご覧になってください。

1.推奨度A(行うように強く勧められる)

内服薬

ガイドラインではさまざまな薄毛治療の方法が、A・B・C1・C2・Dの5段階に評価付けられ紹介されています。

その中で、最高評価である推奨度Aの位置づけにあるのは、以下の2つの治療方法のみです。

  • 外用ミノキシジル(リアップ、ロゲイン、カークランドなど)
  • 内服フィナステリド(プロペシア、フィンペシアなど)
ですので、治療方法をどうすれば良いか悩んでいる方は、まずはそれらを併用した治療を検討してみるべきでしょう。

なお、それらの内でミノキシジルは薬局でリアップX5やリアップジェットとして購入できますが、フィナステリドが配合されているプロペシアは薬局での対面販売が認可されていませんので。そのため、AGAクリニックで処方をしてもらう必要があります※。

※ プロペシアは各クリニックによって販売価格が異なります。リーズナブルな価格で手に入れたい方は、次の記事が参考になります。
参考:プロペシアの値段はどのくらいする?【各AGA病院で比較】

2.推奨度B(行うよう勧められる)

手術

続いて、B評価を受けているのは『自毛植毛手術』です。

なお、ガイドライン内では外用ミノキシジルや、内服フィナステリドを使用しても症状が改善されなかった場合に、推奨されている治療方法です。

ただし、自毛植毛手術は術者の技術や経験が重要となりますので、病院選びは慎重に行うようにしてください※。

※ 当サイトが自毛植毛の技術力が高いと評価しているクリニックは以下で紹介しています。
参考:自毛植毛手術で技術力の高い3つのAGAクリニック

それから、B評価を受けているのは、植毛手術の中でも自分の毛を移植する『自毛植毛』のみです。ナイロン毛を植え付ける人工毛植毛ではありませんので、その点は注意が必要です。

3.推奨度C以下の評価

待て

最後に推奨度C以下の評価を受けている治療方法を、以下でまとめて紹介します。

推奨度C1(行うことを考慮しても良いが、十分な根拠がない)

推奨度C1の評価を受けているのは、下記の育毛剤や育毛シャンプーの成分です。

  • 塩化カルプロニウム
  • アデノシン
  • サイトプリン
  • ペンタデカン
  • ケトコゾナール

推奨度C2(根拠がないので勧められない)

推奨度C2の評価を受けているのは、下記の育毛剤や育毛シャンプーの成分です。

  • セファランチン

推奨度D(行わないよう勧められる)

推奨度Dの評価を受けているのは、下記の治療方法です。

  • 人工毛植毛
以上が男性型脱毛診療ガイドランのまとめになります。

なお、このガイドラインは発行されたのが2010年と少しい古いため、現在AGAクリニックで行われている『育毛メソセラピー』のような最新の治療は評価に含まれていません。

ただし、その点を差し引いても参考になる内容ですので、薄毛治療を始める前には本日紹介した内容を、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

■本記事のまとめ

薄毛治療に取り組む前には、本文中で紹介した『男性型脱毛診療ガイドライン』でどんな治療法が推奨されているのかを理解するようにしましょう。
なお、推奨度B以上の評価を受けているのは『外用ミノキシジル』、『内服フィナステリド』、『自毛植毛』の3つのみです。