頭皮の皮脂の量は多すぎると、脂漏性脱毛症を引き起こすため抜け毛の原因になることは、次の記事でお伝えした通りです。そのため、シャンプーをして余分な皮脂は洗い流すことが頭皮のケアのためには重要になります。
皮脂が抜け毛・薄毛の原因になるって本当なの?
しかしその反面、皮脂を落とし過ぎることも頭皮には実は良くない行為です。というのは、皮脂は頭皮内部の水分が角質層から蒸発を防ぐ保湿の役割と、紫外線のような外部刺激から守る保護の2つの役割を持っているからです。
また、ブラッシングをした際にも、頭皮にある皮脂が髪全体に行きわたらせることができるため、見た目にツヤ感のある綺麗な髪質を保つためにも皮脂があることは重要になります。
そのため、適量な皮脂量をキープするのは、頭皮の環境正常化や見た目を美しくするためには必要です。
では、どのくらいの頻度でシャンプーすることが、皮脂を適切にコントロールするためには良いのでしょうか?
その点について、理由も踏まえて以下で詳しく解説します。
おすすめの洗髪回数は1日1回
頭皮の表面にある皮脂というのは、シャワーで洗って完全に取り除いたとしても、1時間もすれば元の量も50%まで回復します。そして、4時間後には元の状態に戻るんですね。
なお、一定量が分泌されると、その後の皮脂の分泌はおだやかになるため、急激に皮脂の量が増えることはありません。
つまり、夜にお風呂に入ってしっかりと頭を洗っても、朝起きる頃には皮脂の量が適量にコントロールされた状態になります。ですので、頭を洗うのは1日1回ペースで十分でしょう。
また、皮脂が適量になってからは、分泌のペースが落ちるのであれば、頭を洗う回数はもっと減らしても良いのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、皮脂を放置するとその酸化物である脂肪酸や過酸化脂質ができる原因になります。そして、それらは頭皮の炎症やフケの増加の原因になるため、頭皮を清潔のすることを考えるのであれば、よろしくありません。
それに過酸化脂質は微生物の栄養源にもなるため、微生物の異常繁殖にもつながり、結果として頭皮に大きなダメージを与えます。
そのような状況をそのままにしておくと、最悪の場合は脂漏性脱毛症を引き起こし、大量の抜け毛の原因となるんですね。ですので、頭皮を清潔に保つためにも、先ほどお伝えしたように1日1回は頭を洗うことをおすすめします。
そして、洗うタイミングについては夜寝る前が良いです。次の記事でお伝えしたように、朝の出かける前に頭を洗うと、紫外線から頭皮を保護するための皮脂が無くなってしまうので、くれぐれも注意してください。
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なお、頭を洗う際には使用する製品については、低刺激のアミノ酸系洗浄剤が使用されたシャンプーを使用するようにしましょう。
ドラッグストアで販売されている製品には、コストが安いけれども、刺激の強い硫酸系の洗浄剤(ラウレス硫酸ナトリウム)が使用されていますので、頭皮ケアを考えるのであれば、そのような製品は絶対に使用しないでください。
具体的にどんな商品が良いかについてですが、次の記事で紹介されているウーマ(U-MA)のような製品であれば、全額返金保証付きで試せますので、初めてアミノ系シャンプーを使う方にはおすすめです。
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ウーマはモノクロの辛口シャンプーランキングでも、30商品中5位にランクインした製品のなので、口コミ評価だけでなく、製品としての実力も高いアイテムと言えます。
■本記事のまとめ
頭を洗って皮脂を落としても、すぐに分泌がされ、その4時間後に適量に達します。ですので、頭皮に清潔な皮脂を維持するためにも、1日1回は頭を洗うようにしましょう。