下手なブラッシングは抜け毛・薄毛の原因になる

下手なブラッシング

ブラッシングをすることも目的を髪型を整えたり、寝癖を直したりするだけだと思っている方は非常に多くいます。しかし、ブラッシングの目的はそれだけではありません。

絡んだ毛を解きほぐすことで、余計な抜け毛が増えるのを予防したり、頭皮の皮脂を毛髪全体に行きわたらせて、髪自身に艶(つや)を与える働きもあり、ファッションだけでなくヘアケアの面でも大切な行為になります。

ですが、それは正しい方法でブラッシングができた場合のお話であり、間違った方法や下手くそやり方では、逆に抜け毛を増やすことになりかねないです。

例えば、あなたは朝に寝癖を直しているときに、時間が無いからといって、ヘアブラシで乱暴に毛束にとくような行為に心あたりはありませんか?

毛髪は外部からの物理的な刺激にはたしかに強いですが、そのような乱暴な行為が繰り返されて、毛髪組織に繰り返し力が加わると、徐々に組織は破壊されます。

そして、髪の強さ元であるコルテックスがバラバラに分解されて、切れ毛を起こしやすい状態になってしまうんです。このような状態になっては、軽くブラッシングをするだけでも、抜け毛・切れ毛の原因になるため、薄毛にもつながります。

ヘアブラシの選び方も大切

抜け毛が気になる女性

また、ブラッシングはその方法でだけでなく、どうのようなヘアブラシを選ぶかも重要です。最近では値段が安く、手軽に手に入れられるという理由でナイロン製のブラシを使用する方が増えていますが、ヘアケアの観点から言えばそれはおすすめできません。

というのは、ナイロンブラシで乾燥した髪をブラッシングすると、静電気を発生させる可能性があるからです。また、その静電気の大きさは1万ボルト以上になると言われています。

それだけ強い刺激が毛乳頭にかかってしまうと、最悪の場合、毛乳頭剥離を起こすことも考えられますよね?ですので、お手軽に手に入るナイロンブラシの使用はさけるべきです。

なお、薄毛で悩んでいる方には、次の記事で紹介したように木製のヘアブラシをおすすめします。
ヘアブラシの種類ごとの特徴@薄毛対策で使うのにおすすめは?

木製ブラシであれば静電気が発生することもありませんし、お手入れも簡単です。また、ブラッシング時に頭皮に付着した汚れを落としやすいので、頭皮ケアの面から見ても優れています。

ちなみにどんな製品がおすすめかについてですが、例えば、MARKS&WEBで販売されている『NARURAL HAIR BRUSH』のような商品です(下記画像がその商品)。

マークス&ウェブの木製ブラシ

こちらのヘアブラシはピンの先端が丸まっていてやわらかく、使用していても痛みは感じにくいので、木製ブラシ初心者の方も利用しやすいつくりになっています。

値段は1,500円ほどするため、ナイロンブラシよりは高額ですが、手入れをしながら使えば、長期間使うことができるため、それだけの価値のある商品です。

正しいブラッシング方法

正しいブラッシング方法

では、髪を傷つけずないためには、どのようなブラッシングをすれば良いのかについて紹介をします。

まず、絶対にやってはいけないのが、髪の根本から一気に毛先まで引っぱる行為です。これをすると根元部分に強い負荷がかかるため、抜け毛・切れ毛の原因になります。

ブラッシングをするときには、毛先の部分から少しずつ髪を取ってブラシを通していきましょう。そして、徐々に根元付近までブラシを通していくことを心がけてください。

それから、ブラシを素早く動かかすと、毛髪表面のキューティクルを傷つける原因になるので、ブラッシングはゆっくり・丁寧を心がけることが大切です。なお、使用するブラシについてはナイロンや天然毛のタイプではなく、できれば本文中で紹介したよな木製ブラシを活用しましょう。

■本記事まとめ

乱暴で下手くそなブラッシングは抜け毛の原因になります。ブラッシングは毎日行う行為ですので、それが原因で薄毛になることが無いように、紹介した正しい方法で丁寧に行うことが大切です。