男性・女性に関わらず、最近ではファッションのためにパーマはかける人が非常に増えています。しかし、パーマは髪だけでなく、頭皮を傷つける可能性があるため、薄毛の原因になるものであることを下記の記事でお伝えしました。
パーマは抜け毛・薄毛の原因です!
では、パーマではなくヘアカラーならどうなのでしょうか?
30代・40代になってくると、白髪の量が増えてくるせいで、髪染めを使用している方も多いため、気になる人も多いかと思います。また、10代や20代でブリーチして脱色している方でも、髪や頭皮を痛めていないのか気になっている方もたくさんいるはずです。
この点についてですが、残念ながらパーマと同じく、ヘアカラーも頭皮や毛髪を傷つけて、抜け毛・薄毛の原因となる可能性もある行為です。
なぜ、ヘアカラーがダメな行為なのかについては、続いて詳しく解説します。
カラーリング剤は毛髪の奥まで浸透するほど効果の強い成分
カラーリング剤には、永久染毛剤・半永久染毛剤、一時染毛剤の3種類がありますが、その中で私達が普段ヘアカラー剤と薬局・ドラッグストア購入したり、美容室で使用されることが多いのは永久染毛剤です。
永久染毛剤は色落ちがすくなく、毛につけたカラーが長持ちするというメリットがあるのですが、その反面、髪に与えるダメージが強すぎるというデメリットもあります。
実は永久染毛剤には、ジアミンや過酸化水素がふくまれているのですが、これらの成分には毛をコーティングしているキューティクルやその内部まで浸透して、毛を構成しているタンパク質の結合を弱める働きがあるんですね。
もちろん、そのようなことをしては髪の毛自体を痛める原因になりますし、そのような作用の強い溶剤が頭皮に触れてしまうと、頭皮はもちろんのこと毛根にまでダメージを与える可能性があります。
過去にブリーチタイプのヘアカラーを使用して、茶髪や金髪にした途端に抜け毛の量が増えたという方もいるかと思いますが、それはカラーリング剤が頭皮や毛根にダメージを与えたためだと考えられます。
タレントや俳優、ミュージシャンの中には、ファッションのために年齢を重ねても、髪を金髪にしている方も多いですが、そのような行為は髪の寿命を縮めて、薄毛を進行させているだけです。
自分の髪を守りたいと考えているのであれば、ヘアカラーを使用されることは絶対におすすめできません。
それに黒髪で毛髪が薄い人よりも、たとえ白髪まじりでも髪がフサフサな方が若々しく見えます。
例えば、海外ならジョージ・クルーニーやリチャード・ギア、日本で言えば俳優の小市慢太郎さんや、岩城滉一さんなどは年齢よりも若く見えますし、白髪がカッコ良いですよね。
※ こちら(↑)がNHK朝ドラ「てっぱん」にも出演されていた小市慢太郎さん。白髪が多めのヘアスタイルですが、年齢を感じさせずにとても若々しく感じます。
ですから、必ずしも黒髪が若さの象徴ではありませんので、薄毛を進行させたくないのであれば、髪と頭皮を傷つけるヘアカラーは使用しない方が良いでしょう。
■本記事のまとめ
ヘアカラー溶液には、タンパク質の結合を分解する成分が入っているため、パーマと同様に髪や頭皮を痛める原因になります。そのため、薄毛を進行させたくない方は、ヘアカラーをするべきではありません。