日本国内では薄毛治療を受けたことを、カミングアウトしている有名人は非常に少ないです。現在、テレビでも出演しており活躍中の芸能人の中でいえば、思い浮かぶのはナインティナインの岡村隆さんくらいです。
彼はご自身の出演番組の「オールナイトニッポン」や「めちゃイケ」の中でも、AGAクリニックで薄毛治療を受けていると発言しており(共演者の出川哲郎さんにばらされた形ですが)、1ヶ月の治療費が約3万円であることも判明しています。
【参考】ナイナイ岡村が取り組んでいる薄毛治療の内容@病院と費用は?
では、海外で目を向けるとどうなのでしょうか?実は海外で活躍する超有名スポーツ選手の中には、自毛植毛手術を受けたことを告白している方もいます。それがプレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドFC所属、イングランド代表のサッカー選手のウェイン・ルーニーです※。
※ チームの所属や代表選抜の有無については、本記事執筆時点での情報です。
彼は25歳当時、自身のツイッターで自毛植毛手術を受けたことカミングアウトしました。手術を受けた理由は諸説ありますが、その中でも大きかったのが同年代のサッカー選手であるクリスティアーノ・ロナウドに薄毛であることを馬鹿にされことだと言われています。
また、ヨーロッパの人は薄毛を気にしないみたいに考えている方が多いようですが、決してそんなことはありません。ヨーロッパもアメリカも日本と同じように、薄毛であることをからかう人は大勢いますし、そのことをコンプレックスにしている男性は非常に多いです。
そして、ルーニー選手はそんな中の一人だったのでしょう。ちなみに、彼が悩んでいたのでM字部分の薄毛ですが、自毛植毛手術を受けたことでその症状はかなり改善されました。
以下、2015年のシーズンのルーニー選手の頭部の画像ですが、生え際も頭頂部もフサフサの状態をキープしており、昔薄毛であったようには見えません。
なお、自毛植毛手術の一言にいっても、「FUT法」、「FUE法」、「ニードル方式」などさまざまな手法があります。では、彼が受けた手術はどんな方式だったのでしょうか?また、どちらの病院で手術は行われたのでしょうか?
そんな有名人が、どんな方法で手術を受けたかは非常に気になるところですよね。そこで、以下では彼が手術を受けた自毛植毛の手法や、手術が行われたクリニックについてご紹介します。手術の方法については、これから自毛植毛を考えている方には参考になる内容ですので、ご覧になってみてください。
ルーニーが自毛手術を受けたクリニックと手術方式
まずルーニーが手術を受けた病院についてですが、イギリスのロンドン市内にあるハーレーヘアストリートクリニックです(HARLEY STREET HAIR CLININC)。この点について、彼本人がツイッターで以下のように発言していじますので、間違いありません。
I had it done in Harley street hair clinic London. Thanks to all the staff who looked after me.
【和訳】私はハーレーストリートヘアクリニックでそれ(自毛植毛)を行っていた
そして、ハーレーストリートヘアクリニックでは、どんな手法で自毛植毛を行われているかというと、「FUE法」と呼ばれる方式です。
FUE法での自毛植毛は、後頭部から専用のパンチメス(毛を採取するための器具)を使い、毛包単位で毛をくりぬきます。そして、くり抜いた毛包を前頭部や頭頂部の薄くなった部分に移植していきます。
メスで皮膚を切り取る必要が一切ありませんので、縫合の必要がなく、患者さんへの負担が非常に少ない手術方式です。そのため、FUE法ならほとんどのクリニックで、日帰りでの手術を受けることができます。
なお、手術が下手くそな医師がドナーの採取作業(くり抜き作業)を行うと、毛根断裂の危険性が高まるため、医師の技術レベルが重要な手術方式です。また、毛根切断しないために慎重な作業と必要となるため、基本的に一度の大量の毛を移植できないデメリットもあります。
1回目の自毛植毛手術は失敗だった?ルーニーが2度の手術を受けている理由
ルーニーは過去に2度の植毛手術を受けているため、「1回目の手術は失敗だったんじゃないのか?」、「やっぱり植毛なんて危険じゃないのか?」なんて噂をネットサーフィンをしていると見かけることがあります。
しかし、その噂は真実ではありません。そもそも、ルーニーが2回の植毛手術を受けることは、1回目の手術前から決まっていたことです。ハーレーストリートヘアクリニックの公式サイトでも、そのことがきちんと発表されています。
先ほどもお伝えしたように、FUE法での手術方法では毛根切断しないための慎重な作業が必要なので、1度に多くの本数を手術することができません。そのため、1回の手術で満足できる本数を移植できないなら、2回・3回と複数回に分けて手術を行うのが通常であり、特におかしなことでは無いです。
ルーニーの場合、M字のそり込がかなり後退していたので、医師が1回の手術ではそれをカバーする本数を移植できないと判断して、複数回に分けて手術をするように決めたのだと思います。
また、手術の危険性についてですが、自毛植毛で使用するのは自分の後頭部の髪であるため、拒絶反応が起こることはまずありません。植毛手術で危険なのでは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維でできた毛を植える人口毛手術です。ちなみに、人口毛は植毛先進国のアメリカでは法律で禁止されています。
おそらく、ネット上で「ルーニーがした植毛手術は危険だ!」と発言している人の多くは、人工毛植毛と自毛植毛がごっちゃになっているんだと思います。人工毛職務はたしかに危険ですし、当サイトでも絶対におすすめしませんが、自毛植毛は日本皮膚科学会が発行している『男性型脱毛症診療ガイドライン』でも推奨されている方法なので危険性は極めて低いです。
ルーニーが受けた手術方式と同じものを日本国内でも受けられるクリニック
さて、ルーニーが受けたFUE方式での手術を日本国内で受けられるのか?についてですが、湘南美容外科クリニックでしたら、FUE方式での切らない自毛植毛を受けることができます。
しかも、湘南美容外科クリニックで行われているFUE法は、ドナーの採取にARTAS(アルタス)と呼ばれる最新の設備を使用しています。ARTASには4つのCCDカメラが搭載されており、それらが1秒間に50回も毛の状態を撮影するため、毛1本1本の角度・状態・生え方をきちんと確認できます。
その結果をチェックしながら、専門医師がARTASをコントロールして毛包を採取するので、毛根を傷つけることなく手術が可能なんですね。自毛植毛では自分の髪の本数以上に、毛を増やすことはできませんので、毛1本でも無駄にしないことはとても重要なことです。
さらに、人間が手作業で採取する訳ではありませんので、1度に大容量の植毛手術(メガセッション)にも対応可能です。ですから、湘南美容外科クリニックほとんどのケースでは1回で手術で終えることができ、よほどの本数の移植を希望しない限りルーニーのように何度も手術を受ける必要がありません。
なお、湘南美容外科クリニックの詳細は、次の公式サイトで確認することができます。FUE法での自毛植毛手術を検討している方はぜひチェックしてみてください。