薄毛治療の方法として、ここ数年で自毛植毛が非常に人気となっています。これまで、日本国内で植毛と言えば、人工的に作られたポリエステル製の毛を植える、人工毛手術が一般的でした。
おそらく、植毛手術と聞くとそちらの手術をイメージする方が多いかと思います。
一方、自毛植毛手術とは後頭部や側頭部に残っている元気な毛を、薄くなっている頭皮の部分へ移植する手術です。移植するのは正真正銘の自分の毛ですから、見た目の違和感はほとんどありません。
また、一度生着に成功してしまえば、その後は他の自分の髪を同じく、抜けて生えてを繰り返すため、メンテナンス手術が不要という大きなメリットもあります。
人工毛植毛の場合は、抜けた毛は2度と生えてきませんので、半年から2年に一度は再手術が必要となってくるため、手間も費用もすごく大変なんですね。
芸能人の坂東英二さんが自身の植毛費用に、累計7千万円を使用していたと発言していましたが、おそらく人工毛植毛を長年に渡り行っていたので、それだけの費用が掛かったのでしょう。
さて、ここまでに紹介したように一度手術をしてしまえば、メンテナンスが不要の自毛植毛手術。1回手術するだけで薄毛の悩みから解消されるなら、治療を受けたいと考えている方も多いはずです。
ただ、ここで次のような疑問を持った方もいるかといるかと思います。
「自毛植毛をすれば、AGA治療薬のプロペシアをもう飲まなくても良いのか?」
この点については、手術を受ける前に知っておくべきですので、以下で詳しく解説します。
薄毛予防のためにプロペシアを飲んだ方が良いケースもある
先ほどの質問についてですが、人によっては手術後もプロペシアを飲んだ方が良い場合もあります。
自毛植毛手術で植える髪は、元々生えていた後頭部の毛の性質を受け継ぐため、抜け毛の原因となる男性ホルモン(DHT)の影響をほとんど受けません。そのため、移植後も抜けづらい髪として成長します。
しかし、その周辺である生え際や頭頂部に元々あった髪は、男性ホルモンの影響を受けやすい性質があるため、人によっては年齢を重ねることで、抜け毛・薄毛が進行する可能性があります。
ですので、予防のためにプロペシアを飲んだ方が良いケースもあるんですね。AGA治療は薄毛が始まって間もない頃の方がよく効くとされているため、薄毛の兆候がある場合は自毛植毛後もプロペシアを飲んだ方が良いでしょう。
なお、自分が薄毛になりやすいか、そしてプロペシアの効きやすい体質かは、AGAクリニックで遺伝子検査をすれば分かります。
そのため、自毛植毛手術を考えている方は、AGA遺伝子検査も同時に受けて、担当医師と治療の方針について詳しく相談するべきでしょう。
例えば、湘南美容外科クリニックでしたら、自毛植毛以外にもプロペシアを使った投薬治療や、育毛メソセラピーにも取り組んでいますので、自毛植毛後のケアについてもじっくりと相談したい方にはおすすめのAGAクリニックです。
湘南美容外科クリニックの評判【薄毛治療の総合病院】
ちなみに遺伝子検査は自分の唾液だけで行うことができますので、採血をしたり大がかりな検査を行うことありません。
■本記事のまとめ
自毛植毛手術は基本的にメンテナンスが不要ため、1回手術を受ければ治療はそれで終了です。ただし、植毛した周辺の抜け毛・薄毛が進行しやすい方は、手術後も薬で治療を続けた良いケースもあります。詳しくは担当医師に相談するようにしましょう。