病院で受けられる薄毛治療法の1つとして『自毛植毛手術』があります。また、病院ではなくヘアサロンでは薄毛改善法として『増毛』を受けることが可能です。
自毛植毛も増毛もどちらも、髪が薄くなってきた見た目を改善するための方法ですが、この2つはそれぞれどう違うのでしょうか?
意外とそれらの違いをきちんと把握していない方が多いため、こちらではそれら2つの薄毛改善方法の特徴について、詳しく解説します。
どんな方法で薄毛を改善しようか検討している方は、ぜひご覧になってみてください。
1.自毛植毛
特徴(メリット)
自毛植毛とは薄毛が気になっている部分(生え際や頭頂部)に、自分の後頭部にある髪を植えつける方法です。植毛する髪は自分の毛のため、見た目の違和感は極めて少なく、自然な仕上がりを期待できます。
また、1度手術して植えた髪が生着すれば、あとは普通の髪と同じように、抜けて生えてを繰り返しますので、手術をしたことがばれる懸念も少ない手術方式です。
ちなみに、スポーツ選手や芸能人にもこの手術を受けている人が多いと言われています。髪がいつまでもフサフサで若く見える、あの俳優さんや歌手も自毛手術を受けているのかもしれませんね。
なお、サッカーイングランド代表経験のあるウェイン・マーク・ルーニー選手も、自毛植毛手術をしたことを2011年にツイッターで報告しています(当時25歳)。手術費用は約140万円だったそうですよ。
デメリット
自毛植毛のデメリットは、植えられる毛の本数に限りがあるという点です。移植する髪は自分の毛ですので、その本数は決まっています。
そのため、少ない植毛本数でより濃く見えるような植え付けスキルが重要になってくるんですね。ですから、手術を受ける病院を選ぶ際には、その技術レベルに注意しなくてはいけません。
自毛植毛クリニック選びに参考になる情報は、次の記事で紹介していますので、そちらもチェックしてみてください。
自毛植毛手術で技術力の高いAGAクリニックはどこなの?
2.増毛法
特徴(メリット)
続いて増毛法ですが、こちらは元々ある自分の毛に人工毛を結着させて、ヘアボリュームをアップさせる方法になります。。アデランス、アートネイチャー、プロピアのようなヘアサロンで行われている薄毛改善方法ですね(下記画像はプロピアのリッチアップ植毛)。
この手法のメリットは短期間で確実に見ための毛量が増えることです。サロンに行ったその日から髪のボリュームがアップするため、すぐに毛量をアップさせたい方に人気となっています。
また、カツラのようにパカッと外れる心配もありませんので、他人にばれる危険性も極めて低いと言えます。
デメリット
増毛法のデメリットは、定期的にメンテナンスが必要という点です。
人工毛は自毛の根元に結着するため、自毛が伸びれば人工毛がそれに付いてくるため、1ヶ月~3ヶ月に一度はヘアサロンに通ってメンテナンスを受ける必要があります。
そのたびに費用もかかりますので、長期的に考えるとコストのかかる薄毛改善方法です。
■本記事のまとめ
クリニックで受けられる自毛植毛と、ヘアサロンで行われている増毛法は全く違うものです。それぞれにメリット・デメリットがありますので、それらを踏まえて自分にあった手法を選ぶようにしましょう。