ミノキシジルの副作用で逆に薄毛が進行することはありますか?

ロゲイン

ミノキシジル配合の育毛剤(ロゲイン、リアップX5など)を使用する前の段階では、いろいろな不安がつきまといます。副作用は無いのか、本当に髪が生えてくるのか、そして、次のことを心配する方もたくさんいらっしゃるはずです。

【使用前に感じる不安】
ミノキシジルを使うことで、逆に薄毛が進行することはないのか?

ミノキシジルを使用する目的は、毛細血管の血流をアップさせることで、毛母細胞の働きを活性化から発毛につなげるためです。つまり、髪を生やすために使用する発毛剤になります※。

※ もう少し詳しく解説すると、血管が拡張することでアデノシンと呼ばれる物質が大量に分泌されて、それが成長因子のVEGFやKGFの生成を促すので、発毛につながります。

おそらく使用を考えている多くの方は、現在進行形で薄毛・AGAで悩んでおり、それを改善するために使用するはずです。それにも関わらず、逆に薄毛が進行して意味がありませんからね。

では、その点について実際のところはどうなのでしょうか?

副作用が出ても使い続ければ薄毛が進行する可能性はある

医者

先ほどの問いについて回答をお伝えすると、もし副作用が出ているにも関わらず、ミノキシジルを使い続ければ薄毛が進行する可能性があります。

ここで挙げた副作用というのは、『頭皮湿疹・接触皮膚炎・かゆみ・ただれ』などの頭皮の外傷として現れる症状のことです。

実はミノキシジルは人によっては、使うことでそのような副作用が出るお薬になります。統計で言えば、日本人の場合では10人に1人はそのような頭皮関連の副作用が出ます。

当然ですが、頭皮環境が悪化することは抜け毛の原因になりますし、新しい髪は育ちにくくなります。ですから、ミノキシジルの使用が原因で薄毛が進行するというのは、そのような症状が出ても使用を継続した場合です。

当たり前のことですが、そんな状態で継続使用をしても、薄毛は改善するどころから進行する可能性の方が高くなります。頭皮に炎症がやかゆみが出た場合には、速やかにミノキシジルの使用を中止するようにして、AGAクリニックか皮膚科へ相談へ行くようにしてください。

いくら、効果のある薬だからと言っても、それは副作用が出ない場合の話です。湿疹やかゆみの症状が出てしまっては、使い続けることは逆効果になりますので、そうなった場合にはミノキシジルは使わないで別な方法で治療に取り組むようにしましょう。

幸いなことに、今では育毛メソセラピー※のような副作用の心配がほとんどなく、期待できる効果の高い方法も開発されており、たとえミノキシジルを活用できなくても、AGAを改善するための方法はありますからね。

※ レーザーや注射器を使い、発毛成長因子や髪に必要な栄養を頭皮に直接注入する手法です

なお、育毛メソセラピーについては、湘南美容外科クリニックやAGAスキンクリニックのような薄毛治療専門の病院で施術を受けることが可能です。また、次の記事では育毛メソセラピーの効果や副作用について、詳しく解説していますので、それらの情報もご参考にしてください。
育毛メソセラピーの効果と副作用

■本記事のまとめ

ミノキシジルを使用して副作用(頭皮炎症・接触皮膚炎・かゆみ・ただれ)が出た場合、使い続けると薄毛が進行する可能性があります。副作用が出たら、速やかに使用を中止しましょう。