ミノキシジルを使うとEDやインポテンツの副作用がある?

ED

発毛剤として、薄毛治療薬のスタンダードとなっている薬に『ミノキシジル』があります。日本国内ではリアップX5やリアップジェットに、海外ではロゲインやカークランドなどの商品に含まれている成分です。

この治療薬がどのくらいの効果があるのかというと、4ヶ月間継続使用をすれば80%以上の方が、軽度以上の改善するくらいのレベルになります※。

※ 大正製薬が公開しているリアップX5の医師評価試験のデータでは、16週間(約4ヶ月)の使用で、81.2%の方の症状が改善したという結果です(下記画像参照)。

ミノキシジルの臨床試験結果

8割以上の方に効果を期待できる、質の高い育毛剤なんてそうそうありませんので、ミノキシジルが人気となる理由もよく分かります。

ただ、それだけ効果が高いということは、使用したときの副作用を心配される方も多いはずです。例えば、飲み薬のプロペシアの場合には、性欲減退やED(勃起不全)の自覚症状を感じる人がわずかながらいますからね。

では、ミノキシジルを活用したときにも、ED・インポテンツ・性欲減退などの男性器関連の副作用は起こるのでしょうか?

ミノキシジルにEDの副作用は報告されていません

医師

先ほどの問についての回答ですが、『ミノキシジルを使用したことが原因で、EDや性欲減退が起こることは考えられないです』。

臨床試験でもそのような副作用が報告されたというデータは無いですし、販売後にそのような症状が起こったという方の話も聞いたことがありません。

また、ミノキシジルを使うとEDになるというウワサが都市伝説的に広まっているようですが、それは別の薄毛治療薬のプロペシア(フィナステリド)とを混同しています。ミノキシジルでEDになるというのは、誤った情報ですので、ウソに振り回されないようにしてください。

そもそも、ミノキシジルの働きは頭皮下部の毛細血管を拡張して、血流をよくすることです。男性ホルモンに作用する薬ではありませんので、EDや性欲減退に関係する訳がありません。

頭頂部の髪

ただし、ミノキシジルにも副作用はあります。特に多いのが頭皮の湿疹・かゆみ・皮膚炎などの症状です。特に日本人の場合は、肌が敏感な方が多いため、約10人に1人はそれらの副作用が出やすいと言われています。

ですので、ミノキシジルの使用中に違和感を感じたら、すぐに薄毛治療専門のAGAクリニックや、皮膚科へ行くようにしましょう。それらの症状を放置することは、頭皮状態の悪化につながるため、薄毛の原因になりますからね。

それから、副作用が不安だという方は、薬局でリアップX5やリアップジェットを購入して使用するのではなく、AGAクリニックでお医者さんに処方をしてもらう方がおすすめです。
薄毛治療におすすめのAGAクリニック

それなら、使用中に違和感を感じたらすぐに相談をすることができますし、頭皮の状態をチェックしながら治療を進められますよ。

■本記事のまとめ

ミノキシジルを使用して、EDを発症したという臨床試験のデータはりません。そもそも、ミノキシジルの働きは血管拡張作用ですので、それを使うことでEDになるというのは考えにくいです。EDの副作用の可能性があるのは、飲み薬のプロペシアになりますので、誤った情報には惑わされないようにしましょう。