日本国内でAGA(男性型脱毛症)で悩んでいる人は、ここ最近になり非常に増えています。成人男性の3人に1人、1300万人の方が自分の髪が薄いこと気にされていますからね。おそらく、今後もこの数値は増えていくでしょう。
ただし、薄毛治療の分野の研究・開発は着実に進歩しているため、悲観する必要はありません。例えば、外用薬(頭に塗るタイプの育毛剤や発毛剤)なら、ミノキシジルが非常に高い効果をあげていますからね。
次の記事でも紹介したように、ミノキシジルの臨床試験の結果では、4ヶ月間使用すれば80%、半年間なら90%もの方の薄毛が改善しています。そのため、たとえ薄毛に悩むことになっても、そのような育毛剤を活用すればAGAが改善する可能性は高いです。
ミノキシジルを4ヶ月続けて効果が出てないけど、続けるべき?
そして、そのミノキシジル配合の発毛剤として、国内で発売されているのが大正製薬の『リアップX5』という商品です。
ただし、いくらミノキシジルが配合されていると言っても、正しい使い方をしなくては効果を期待することできません。そして、特に注意をして頂きたいのが、リアップX5を使うタイミングです。
リアップX5は1日2回使用することが必要な育毛剤なのですが、それをいつにするかが発毛のためには重要となります。この使用のタイミングについては、ぜひ知っておいて欲しい内容ですので、以下でその点について詳しく解説させて頂きます。
重要なのは使用する時間の間隔
リアップX5に限らずにミノキシジルが配合されている育毛剤(リアップジェット、ロゲイン、カークランド)で重要となるのは、使用間隔を一定にすることです。
リアップの場合は、1日2回の使用のため12時間の間隔で使用をするのが、最もおすすめの使用方法になります。例えば、朝7時と夜7時(19時)に使うようなイメージです。
これには理由があり、リアップを活用して発毛するために重要なのが、毛包周辺のミノキシジル濃度を常に一定以上に保つことなんですね※。
※ 1日2回使用する必要性については、以下の記事をご参照ください。
ミノキシジルは1日2回使わないと効果を得られませんか?
そして、ミノキシジル濃度はリアップを付けて、しばらくすると徐々に低下をしていきます。その低下したタイミングで新たに、リアップを使うことで常にミノキシジル濃度を一定以上にキープすることができるわけです。そのため、12時間間隔が理想となります。
もちろん、残業で仕事から帰るのが遅くなったりした日には、それが難しいかとは思いますが、できる限りは時間間隔を一定に使用するようにしましょう。それを継続することが、リアップで発毛するためには重要ですからね。
なお、AGAクリニックからミノキシジル外用薬を処方されている方も、同じことが言えます。医師から使用方法についての注意はあるはずのですので、指導された内容をきちんと守って使うようにしてください。
■本記事のまとめ
リアップの使用タイミングで重要なことは、常に毛包付近のミノキシジル濃度を一定値以上に保つことです。そのため、12時間の間隔を空けて使用するのがおすすめとなります。例えば、朝8時と夜8時(20時)のようなタイミングです。