ミノキシジルを頭皮に注射する治療方法とは?メリットとデメリットを解説

育毛メソセラピー

AGA・薄毛治療をするお薬として国内で最も知名度の高い商品の1つが、頭皮に塗るタイプのお薬(外用薬)のリアップX5プラスです。

水谷豊さんが出演している商品CMも長期間に渡り放送されているので、一度はそのコマーシャルをご覧になった方も多いかと思います。「リアップは日本で唯一の発毛剤です」と水谷豊さんが、自信満々に発言さているあのCMです。

リアップX5プラスには『ミノキシジル』という有効成分が含まれており、それが頭皮下部に浸透することで発毛をサポートしてくれます。つまり、このミノキシジルという成分が発毛にとって重要な役割を果たしてくれるわけです。

そして、最近ではミノキシジルを注射器や電気穿孔法(針を使わない方法)で、直接頭皮へ注入するという薄毛治療がAGAクリニックで受けられるようになりました。治療法の名前は『育毛メソセラピー』と言います。

ただ、育毛メソセラピーについてはまだ新しい治療法ということもあり、そのメリットやデメリットについて、よくわからないという方も多いはずです。

そこで本記事では育毛メソセラピーのメリットとデメリットに詳しく紹介します。リアップやロゲイン(海外製のミノキシジル育毛剤)を使っているけど、イマイチ効果が出ていないという方や、効果を期待できる治療法をお探しの方には参考になる内容ですので、ぜひご覧になってみてください。

育毛メソセラピーのメリット

1.毛乳頭細胞へアプローチしやすい

毛乳頭

ミノキシジルが発毛をサポートするメカニズムは、その成分が頭皮下部の真皮にある毛乳頭細胞に働きかけて、毛母細胞を分裂させる(発毛のこと)に重要なアデノシンという物質を分泌させるからです。

ただし、毛乳頭細胞は真皮の奥にあるため外用薬を塗るだけでは、浸透しづらい人もいます(表皮や真皮の厚みは人によって違うため)。

しかし、注射器で直接ミノキシジルを注入する育毛メソセラピーでは、毛乳頭細胞付近までアプローチすることができるため、成分が外用薬で塗るよりも浸透しやすくなります。そのため、より高い効果を期待できるわけです。

2.頭皮に表面に触れないので炎症・湿疹のリスクが低減

ミノキジルを頭皮に塗る場合、人によってはその成分が肌に合わずに、炎症・湿疹・ただれ・かゆみなどの症状を引き起こす可能性があります。もちろん、炎症や湿疹などの症状は抜け毛の原因になるため、すぐに薬の使用を中断しなくてはいけません。

ちなみに日本人の場合、ミノキシジルが肌に合わない人は約10%もいると言われています。つまり、10人中1人はリアップのようなミノキシジル外用薬を使うことができないわけです。

一方、メソセラピーは頭皮に薬剤を塗るわけではありませんので、炎症や湿疹のリスクは低減されます。

3.内服しないので多毛症のリスクも減る

AGAクリニックの中にはミノキシジルを内服薬として処方してくれるクリニックもあります。

ただし、内服薬としてミノキシジルを服用した倍には、体中の血管にその成分がめぐるため、頭髪だけでなく腕、足、指、顔など体毛も濃くなる可能性が高くなるんですね。

たしかに体毛が濃くなるのは、薬が効いている証拠なので前向きに捉えることができますが、女性の多くは男性の体毛を嫌う傾向にあるので、あまり好ましくはありませんよね。

しかし、育毛メソセラピーであれば頭髪の毛乳頭細胞に対して、ピンポイントで薬剤を注入する方法となるので、全身の体毛へ影響が出ることはほとんどありません。

デメリットは投薬治療と比べて値段が高いこと

お金

ここまでは育毛メソセラピーの良い面ばかりをお伝えしてきましたが、どんなことでもメリットがあればデメリットもあります。

そして、育毛メソセラピーのデメリットと言えるのが、投薬治療と比較して費用が高額なことです。育毛メソセラピーは月1回程度のペースで受けることになりますが、1回あたりの相場は5万円-8万円です。

サラリーマンのお小遣いの平均が約4万円と言われているので、お小遣い全額を投じても治療を受けられないことになります。

なお、育毛メソセラピーがこれだけ高額になっている大きな理由が、使用する薬剤の原価が高額なためです。

メソセラピーではミノキシジルだけでなく、フィナステリド、ビタミン、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、成長因子(IGF-1、BFGF、VEGF)など※を注入するのですが、それらの中で成長因子は極めて値段の高い成分であり、結果として治療費も高くなってしまうわけです。

※ 注入する薬剤はクリニックによって異なりますが、ミノキシジルと成長因子はほとんどのクリニックで含まれています。

リーズナブルに育毛メソセラピーを受けたい方におすすめのクリニック

医師

ただし、AGAクリニックの中には低価格で育毛メソセラピーを受けられるクリニックがあります。中でもダントツで値段がリーズナブルなのが、銀座総合美容クリニック(銀クリAGA)。

関東地方ではテレビCMもしているクリニックのため、名前を聞いたことがある方も多いかと思います。

ちなみに銀クリでの育毛メソセラピーの費用は、1回あたり19,440円(税込み)です。相場の半額以下で受けられるため、コスト重視でクリニックを選ぶならおすすめのAGAクリニックです。

なお、費用が安いからと言って必要な成分が入っていないなんてことはありません。銀クリの場合、以下の成分が配合されたメソセラピーを受けられるため、発毛治療を目的とするなら十分すぎると言えるでしょう。

■銀クリのメソセラピーの主な成分

  • ミノキシジル
  • フィナステリド
  • IGF-1 インスリン様成長因子
  • bFGF 繊維芽細胞成長因子
  • VEGF 血管内皮成長因子
  • コエンザイムQ10
  • ヒアルロン酸
  • 銅ペプチド
上記のようにミノキシジルも成長因子も、抜け毛予防のためのフィナステリドも配合されています。

なお、銀クリでの実際のカウンセリング様子は、次の記事で確認できますので、治療を検討している方は一度チェックしてみてください。

【参考】銀クリで薄毛治療の無料カウンセリングを受けてきた@実際の体験談を紹介

■本記事のまとめ

頭皮にミノキシジルや成長因子などを直接注入する育毛メソセラピーは、毛乳頭細胞へアプローチしやすい、副作用が起こりにくいなどメリットの多い治療方法です。
なお、一般的には高額な治療方法として知られていますが、銀クリのように1万円で治療を受けられる発毛専門病院もあります。