少し前までは薄毛・ハゲというのは改善が難しいものであるという理解が一般的でした。特に、父親や祖父が髪が薄かった場合、『遺伝は避けられないから、おれも禿げるしかない』と悩まれていた方も多くいたはずです。
しかし、男性型脱毛症(AGA)の治療に関する研究・開発は非常に進んでおり、ここ10年間で目覚ましい進歩を遂げました。中でも実績があり、今現在も多くの方に支持されているのが外用薬のミノキシジルを活用した治療方法です。
ミノキシジルは頭に付けるタイプの育毛剤なのですが、国内外の臨床試験において発毛効果が認められている製品になります。なお、ミノキシジルは薬剤の一般名称であり、聞いたことがない方もいるかもしれませんが、リアップX5やリアップジェットなら聞いたことはあるはずです。
特にリアップX5に至っては、テレビCMが頻繁に放送されていますからね。実は、それらの育毛剤に配合されている有効成分がミノキシジルという成分なります。つまり、ミノキシジルが一般名称で、リアップX5やリアップジェットが商品名というわけです。
ただし、ミノキシジルが配合されたリアップシリーズは効果のある反面、副作用を要注意すべき『第一類の医薬品』に該当する製品になります。
そのため、使用した副作用として、頭にかゆみを感じたり、おデコや頭皮が赤くなったりるんですね。日本人の場合は約10%にその症状が現われるとされています。
では、もしそのような症状が出た場合には、リアップX5を使い続けても良いのでしょうか?
これはミノキシジル系の育毛剤を活用する上で、とても大切な内容ですので、以下で詳しく解説させて頂きます。これからリアップの使用を考えている方や、今使用中で頭皮にかゆみや痛みを感じている人には、とても重要な内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
頭皮にかゆみや痛みが即刻使用を中止しましょう
先ほどの問いについてですが、リアップ使用中にかゆみや痛みの症状を感じたら、まずはあなたの使用方法が正しいかどうかを確認してください。というのは、使用量が多い場合には副作用を誘発する可能性が高くなるからです。
リアップX5の場合を例にすると、正しい用量・用法は朝・晩の1日2回で、1回あたりの使用量は1mlになります。もし、それを超える量を使用しているのだとしたら、すぐに改めるようにしましょう。
ただし、正しい使用量なのに頭皮にかゆみ・赤み・痛みの症状が出た場合には、即刻使用を中止するようにしてください。
といのは、それらの症状は炎症が起こる前触れの可能性が高いからです。そのまま使用を続けると、接触皮膚炎や頭皮湿疹を起こす化膿性が高いため、すぐにリアップを使うのはやめて皮膚科かAGAクリニックで診察を受けるようにしましょう。そんな状態になってしまっては、薄毛が改善するどころか禿げが進行してしまいますので。
なお、ミノキシジルが使えないならと言って、改善の方法が無い訳ではありません。副作用のリスクの低く、発毛促進効果を期待できる医薬部外品の育毛剤が販売されています。例えば、チャップアップのような製品ですね。
それにAGAクリニックへ行けば、頭皮に直接に発毛成長因子を注入する育毛メソセラピーのような治療も受けることが可能です(育毛メソセラピーの詳細は以下の記事参照)。
ミノキシジルで副作用が出ても育毛メソセラピーを受けられる?
体質的にリアップが使えないからと言って、薄毛改善をあきらめる必要はありませんからね。もし、どんな治療方法が自分の頭皮に合っているのを知りたい方は、AGAクリニックで相談をしてみることをお勧めします。
なお、無料カウンセリングを行っている病院は、下記の記事で紹介していますので、どの病院で相談するかを悩んでいる方はそちらをご覧になってみてください。
おすすめの薄毛治療の病院ランキング
■本記事のまとめ
リアップを使用して頭皮に赤みやかゆみを感じたら、副作用が出ている可能性が高いので、すぐに使用を中止しましょう。そのまま使用を続けると、接触皮膚炎や頭皮湿疹につながるので、頭皮状態は悪化して抜け毛につながります。