大正製薬が販売している第1類医薬品の『リアップX5プラスローション』。テレビCMが頻繁に放送されていることから、使用していなくても名前だけは聞いたことがあるという方はたくさんいるはずです。
また、そのCMでは「リアップは日本で唯一の発毛剤です」と宣言されているため、それなら効果は期待できるかもと感じてしまいますよね。
たしかにリアップX5に配合されている有効成分ミノキシジルは、臨床試験でも発毛効果を確認されており、半年間の使用を続ければ約92%もの方に効果が出たことが確認されています。
【参考】ミノキシジル(リアップ)は薄毛にどのくらい効果がある薬?
ただ、リアップを頭皮に塗れば発毛すると知っていても、どうして髪が生えてくるのかはよくわからない方がほとんどでしょう。ですが、どうせなら自分自身が使う薬であれば、その辺りもしっかりと理解しておきたいですよね。
そこで、以下ではリアップで発毛するメカニズムについて詳しく解説します。
リアップで髪が発毛するメカニズム
上述したようにリアップX5には、有効成分ミノキシジルが配合されています。このミノキシジルは血管拡張作用がある物質であり、頭に付けると頭皮下部の毛細血管が拡張して、その血流がアップします。
その結果、毛の最下部にある毛乳頭細胞の活動が活発になり、アデノシンという物質を分泌するんですね。そして、このアデノシンがIGF-1、HGF、VEGF、KGFなどの細胞増殖因子の生成を促します。
細胞増殖因子はヘアサイクルの成長期(髪が生えて太く長く伸びる時期)に分泌される物質です。アデノシンが分泌されて細胞増殖因子が増えれば、髪が発毛しやすい環境になります。
つまり、髪が発毛するためにはミノキシジルを頭皮に付けて発毛するメカニズムには、毛乳頭から分泌される『アデノシン』が大きく関連するわけです。
ミノキシジルを含むドラッグストアで買える育毛剤
では、発毛有効成分のミノキシジルが配合された育毛剤は、リアップX5以外に無いのでしょうか?
今のところ日本国内のドラッグストア・薬局で販売されているOTC医薬品は、リアップX5プラス含めて以下の3種類のみです。
■日本で発売されているミノキシジル
- リアップX5プラス(5%)
- リアップジェット(1%)
- リアップリジェンヌ(1%)※女性用
使用していて頭皮に湿疹・発熱・皮膚炎などのが症状が起こったときは違う製品を選ぶべきですが、特に問題が無いのであればリアップX5プラスを選べば良いです。
AGAクリニックであればリアップよりも濃度の高い発毛剤を処方してくれる
また、「リアップX5を使っていてもあまり改善が見られないから、もっと効果の高い発毛剤」を探しているという方もいるかと思います。
その場合には、薄毛治療を専門としたAGAクリニックで一度相談されることをおすすめします。というのは、AGAクリニックの中には市販品よりもミノキシジル濃度の高い独自の育毛剤を処方してくれるところがあるからです。
例えば、150万人もの患者さんの治療実績のあるヘアメディカルでは、ミノキシジル濃度6%のジェルタイプの発毛剤の処方も行っています。
次の記事でインタビューをしたヘアメディカル通院中の男性も、ジェルタイプの発毛剤を生え際に塗るようにしてから、症状が改善したとおっしゃっていたので、効果も期待できるものです。
【参考】ヘアメディカルで薄毛治療中の男性に直撃インタビュー【治療から10ヶ月が経過】
なお、ヘアメディカルは治療をスタートする前に、カウンセラーによる無料カウンセリングを受けることができるため、しっかりと疑問・不安を解消した上で薄毛治療をスタートすることができます。
治療内容や患者さんの口コミは次の記事で確認することができますので、通院を検討している方はそちらの内容もチェックしてみてください。
【参考】薄毛治療ヘアメディカルの口コミ【治療実績150万人超え】
■本記事のまとめ
リアップに発毛効果があるのは、有効成分ミノキシジルが毛乳頭細胞にアデノシンの分泌を促し、細胞増殖因子(VEGFやKGF)などの生成させるからです。
また、市販育毛剤で最もミノキシジル濃度が高いのは、リアップX5プラスの5%ですが、AGAクリニックの中にはそれよりも高濃度の独自発毛剤を処方してくれるところもあります。