抜け毛を抑えるためや、薄毛を改善を目的としてプロペシア(フィナステリド)を服用している男性は最近になり徐々に増えています。また、今は服用をしていなくもて、最近になって髪の薄さが徐々に気になってきたから、服用を考えているという方もいらっしゃるでしょう。
そして、薬を服用をする上で心配になるのが、今までの自分の生活習慣を変えなくてはいけないのか?ということだと思います。
例えば、毎晩仕事終わりの晩酌を楽しみにしている人なら、プロぺシアを服用することで飲酒が禁止されるのであれば、薬の服用をためらう方もいるはずです。
では、プロペシアを服用する際には禁酒をしなくてはいけないのでしょうか?、それともお酒を飲んでも服用可能なお薬なのでしょうか?
プロペシアと添付文書には飲酒禁止とは書かれていません
アルコールとプロペシアとの関係について、プロペシアの添付文書やインタビューフォームをチェックしてみましたが、使用上の注意の欄にはアルコールについての記載は一切ありませんでした。
そのため、特に禁酒をしなくてもプロペシアを使用することは可能です。
ただし、1点だけ注意してもらいことがあります。それはプロペシアは肝臓で代謝を行う薬剤であるという点です。そのため、お酒を飲みすぎて肝臓が弱ってしまうと、薬を代謝できなくなり大変危険な状態になります。実際、肝機能障害がある人へのプロペシアへの投与は安全性を確認されていません。
ですので、お酒を飲むとしても必ず適量を守って、飲みすぎには注意が必要です。
お酒の適量とは具体的にはどのくらいなの?
では、お酒の適量が具体的にどのくらい?なのかについて、厚生労働省が発表している「節度ある適度な飲酒」の内容が参考になります。
それによると、ほどよくお酒が楽しめるのはアルコール量にして、1日あたり20gとされています。このアルコール量よりも少なく飲酒をすれば、それは適量と言えるでしょう。
なお、参考のために20gのアルコール量は、それぞれのお酒でどのくらいの量になるのかを以下に掲載します。
■20gのアルコールの具体的な酒量
- ビール…ロング缶1本(500ml)
- 缶チューハイ…ロング缶1本(500ml)
- 日本酒…1合(180ml)
- 焼酎…0.6合(110ml)
- ウィスキー…ダブル1杯(60ml)
- ワイン…1/4本(180ml)
- シャンパン…1/4本(180ml)
また、プロペシアは毎日飲むお薬ですので、少しでも肝臓への負担を減らすために、週に1、2日はお酒を全く飲まない休肝日を設定するようにしましょう。
実際にお酒を飲みながら薄毛治療に成功している人はいます
では、実際にお酒を飲みがらプロペシアを飲んでいる人は、本当に症状が改善するのかについてですが、先日インタビューをさせてもらった小山さんが正にそれに該当する方でした※。
※ 小山さんへのインタビューは次の記事でご覧いただけます。
【参考】ヘアメディカルで薄毛治療をした男性へインタビュー@生の口コミ感想
小山さんはヘアメディカル東京院(メンズヘルスクリニック東京)で薄毛治療を受けている方ですが、ご自身のポリシーとして生活習慣を改善せずに、薄毛治療をしたいという想いがあり、大好きだったお酒を一切やめていません。
ちなみに、飲酒ぺースは週6、7日ほど(ほぼ毎日)で、量はビールを1日に500ml缶を2本くらいです。それでも、薄毛治療をスタートして4ヶ月間で以下の画像のように、気になっていた頭頂部や生え際の薄毛がしっかりと改善しています※。
※ ヘアメディカルで使用するお薬は、クリニックオリジナルのもののため、厳密に言えばプロペシアとは異なります。ただし、配合されている成分はプロペシアと同じフィナステリドのため、有効成分は同じものです。
上記の画像を見てわかるように、飲酒をやめなくても薄毛治療の効果は出ています。ですので、お酒は無理にやめなくても大丈夫です。禁酒をすることで大きなストレスを感じるのであれば、そちらの方が髪にとっては良くありませんからね。
なお、小山さんが薄毛治療を受けられているヘアメディカルの口コミ情報や、治療内容の料金などについては、次の記事で確認できます。
■本記事のまとめ
プロペシアを服用したからと言って、お酒をやめる必要はありません。飲酒の習慣があっても、利用できる薬です。
ただし、プロペシアの肝臓で代謝をするため、肝臓に負担をかけるアルコールの大量摂取はおすすめできません。飲酒の際には適量を守るようにしてください。