AGA・薄毛治療を行う病院において、その治療方針を決める上で参考としている資料があります。それが2010年に日本皮膚科学会が発行した『男性型脱毛症診療ガイドライン』です。
おそらくAGAクリニックの医師で、このガイドラインの内容を把握してない方はいないというレベルの知名度が高い資料です。
なお、このガイドラインで紹介されているのは、AGAを治療できる上で推奨できる治療方法と、推奨できない治療方法についてになります※。
※ ガイドラインの詳しい内容については、以下の記事で解説しています。これからAGA治療を受ける方には知っておいて欲しい内容ですので、ぜひご覧になってみてください。
男性型脱毛症診療ガイドラインまとめ
そして、ガイドライン内では推奨度B以上の治療方法として、フィナステリド(プロペシアの成分)、ミノキシジル(リアップの成分)、自毛植毛を列挙しています。
ガイドラインが発行されてから5年以上の時間は経過していますが、それらの治療方法は今でもAGAクリニックの中では主流ですので、その内容がしっかりとしたものだということが分かります。
では、ガイドライン内で紹介がされていないスカルプシャンプーについては、薄毛治療では必要ないのでしょうか?
シャンプーは毎日の生活に関わってくるため、気になる方も多いと思いますので、その点について以下で詳しく解説していきます。
シャンプーは発毛の土台を整えるためにも重要
先ほどの問いについてですが、シャンプーは育毛・発毛のためには間違いなく重要です。たとえ、クリニックで処方してもらった薬を飲んでいるからと言って、おざなりにはしないでください。
たしかにスカルプシャンプーや薬用シャンプーをいくら使っても、発毛には直接的な効果はありません。
しかし、シャンプーの中には、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸アンモニウムのように、刺激・毒性が強いと言われている成分を配合したものが平気で販売されています。
もちろん、そのような製品を使うことは頭皮にとっては大きなダメージを与えることになります。髪が生えるための土台である頭皮が傷つくと、発毛にとってはマイナス面しかありません。
例えば、花王メリットのような有名商品であっても、ラウレス硫酸ナトリウムが配合されているんですね。
それらの硫酸系の洗浄成分はコストも安く、泡立ちが良いためメーカーにとっては、ありがたい素材です。しかし、薄毛が気になるユーザーにとっては、おすすめできる製品ではないため、髪を守るためにも使用を避けるべきでしょう。
つまり、頭皮を守るために、シャンプー選びは大変重要であると言えます。
では、どんな製品を使えば良いのかについてですが、刺激の優しいアミノ酸系の洗浄剤を使用した製品です。プラス、ノンシリコンであればさらに良いでしょう。
例えば、ウーマシャンプー(U-MA)のような製品です(下記画像)。
ウーマはアミノ酸系の洗浄剤を活用している上にノンシリコン。さらに全額返金保証付きで試せます。ですから、スカルプケアシャンプーを試してみたい方にはおすすめの製品です。
シャンプーは発毛とは直接的な関係はありませんが、頭皮ケアのためには重要なアイテムですし、正しい方法で行えば血行改善にもつながります。
ですから、クリニックで治療を受けている方もおろそかにはせずに、毎日のシャンプーにしっかりと取り組んでくださいね。
■本記事のまとめ
頭皮環境を整えるためには、どんなシャンプーを使うかが非常に大切なってきます。
AGA治療に取り組んでいる方には、発毛の土台を作りあげるためにも、刺激の穏やかなアミノ酸系洗浄剤を使用した製品がおすすめです。