今から10年ほど前は、日本国内で植毛と言うとナイロンやポリエステルで作られた毛を植え付けていく、人工毛植毛がほとんどでした。しかし、人工毛手術は頭皮環境を悪化させる原因になる可能性があることから、最近では取り扱うクリニックが減っています※。
※ 人工毛植毛の副作用については次の記事で詳しく紹介していますので、そちらをご参照ください。
人工毛植毛の副作用
ちなみに、植毛手術の先進国であるアメリカでは人工毛植毛は副作用の危険性が高いという理由から、すでに法律で禁止されています。もしかしたら、近い将来は日本でも同じように法規制がされるかもしれませんね。
さて、そのアメリカ国内で実績をあげている植毛法の1つに、『NHT式自毛植毛法』という手法があります。そして、この自毛植毛術は、日本国内の紀尾井町クリニックも受けることが可能です。
実は紀尾井町クリニックは、カリフォルニアにあるNHTメディカルセンターの東京分院として、開院した施設なんですね(現在は大阪にも治療院あり)。そのため、同じ治療を受けられるというわけです。
では、NHT式自毛植毛とはどのような植毛法なのでしょうか?
以下で、その点について詳しく解説しますので、どの病院で自毛植毛手術を受けるかを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
NHT式自毛植毛はFUT法の一種
NHT式自毛植毛は、FUT法に分類される植毛法です。手術の流れとしては、ドナー(植える髪)をメスを使って頭皮から切り取り、毛包単位で株分けをして、手作業を植え付けていきます(詳しくは以下の記事を参照)。
自毛植毛FUT法の特徴@メリットとデメリット
では、一般的なFUT法と何が違うのかというと、麻酔方法に非常に気を使っている点です。NHT式自毛植毛では、手術中の苦痛や不快感をできるだけ抑えるために、安全性に工夫をこらした局所麻酔を使用しています。
そのため、手術は痛い・怖いと不安を感じている方にとっては、メリットの高い手術と言えるでしょう。
また、植毛した髪の生着率もFUT法と同様にとても高く、95%を超える数値が出ています。
メスを使うためはどうしても頭皮に傷は残る
一方、デメリットについては『メスを使うため、頭皮に傷が残るという点』です。これはNHT式に限ったことではなく、FUT法なら該当する内容であるため、避けることはできません。
ただし、紀尾井町クリニックであれば、傷跡が目立ちにくい『トリコフィティック縫合法』も可能です。
ですので、傷跡が目立つの不安だと言う方は、担当医師に「トリコフィティック縫合法を活用して、傷跡が目立たないようすることはできますか?」というように、事前カウンセリングで確認するようにしてください。
なお、NHT式植毛を受けられる紀尾井町クリニックは、今なら無料カウンセリングも可能ですので、手術を受けようか悩んでいる方は、一度相談をされることをお勧めします。
■本記事のまとめ
NHT式植毛はFUT法の一種であるアメリカ発の自毛植毛方法です。日本国内では東京と大阪に治療院がある紀尾井町クリニックで、手術を受けることができます。
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