AGAを改善するために、自毛植毛手術を受けることを考える方も多いと思いますが、メスを使って頭皮を切り取ることを怖いと感じて、治療をためらう方は少なくありません※。
※ 例えば、紀尾井町クリニックのような自毛植毛専門クリニックで行われている『FUT法』と呼ばれる手法は、ドナー(植える毛)を採取するために、皮膚の一部をメスで切り取るんですね。さらに、その後には切り取った箇所の縫合手術も行います。
体にメスを入れることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょうから、そんなことをするなら自毛植毛を受けたくないと感じても、別におかしなことではありません。
しかし、自毛植毛の手法の中には、メスを使って頭皮を切り取らなくても、できる手術方式があります。それが、『パンチグラフト法』や『FUE法』と呼ばれる手法です。
では、それら2つの手法の具体的にはどのように違っていて、どちらがより優れた手法なのでしょうか?どうせなら、メリットの大きな手法で手術を受けた方が良いですから、2つの違いはきちんと把握しておくべきです。
そこで、以下ではそれらの違いについて詳しく解説します。メスを使わない・縫合の必要がない植毛を受けたい方は、ぜひご覧になってみてください。
パンチグラフトは皮膚を毛根まで全部くり抜く
パンチグラフト法もFUE法もどちらも、ドナー(植える毛)を専用器具でくり抜いて採取するという点は同じなのですが、異なる点はそのくり抜き方です。
1960年代と古くから行われている方法である『パンチグラフト法』では、皮膚を毛根の深いところまで全部くり抜きます。
そのため、ドナーを採取する際に毛根を傷つける確率も上がるんですね。また、パンチグラフト法の発展系である、ミニグラフト法やマイクログラフト法もこれと同じとお考えください。
一方、最近になり急速に広まってきた『FUE法』の場合、皮膚の表層部分のみを浅くくり抜きます。そのため、毛根を傷つけにくく、頭皮に傷も残りにくくなるわけです。
つまり、2つの手法を比較したときには、FUE法の方がよりメリットの大きい手法であると言えるでしょう。ですので、メスを使わない手術を希望するなら、FUE法で手術を受けるべきです。
なお、FUE法を実施しているクリニックの中でも、特に毛根切断率が低く、優れた手術実績を残しているのが『湘南美容外科クリニック』です。
こちらの病院では、FUE法で植える髪を取得するのに、『ARTAS(アルタス)』と呼ばれるドナー採取システムを採用しているため、毛根切断率の低い手術を受けることができますよ。
■本記事のまとめ
頭皮をメスで切らない自毛植毛には、パンチグラフト法とFUE法があります。それらの内で、毛根切断率が低くなるのは、FUE法であるため、手術を受けるならその方法を採用しているクリニックがおすすめです。