自毛植毛手術FUE法の特徴@メリットとデメリット

自毛植毛手術

現在、薄毛治療のために行われている自毛植毛手術は、大きく分けて『FUT法』と『FUE法』の2種類があります。

それらの内で『FUT法』については、以下の記事でその特徴やメリット・デメリットについて紹介をしました。
自毛植毛FUT法の特徴@メリットとデメリット

今回の記事では、もう一方のFUE法について詳しく解説します。これから自毛植毛を受けようか考えている方には、ぜひ知っておいて欲しい内容ですが、ぜひご覧になってみてください。

自毛植毛のFUE法とは

解説する医師

FUE法(Follicular Unit Extraction)の最大特徴は、ドナーの採取にメスを使わないという点です。そのため、FUE法のように手術後に縫合手術する必要はありません。

髪を採取する際には、くり抜き用のパンチを使って1㎜程度頭皮を削って、ドナーを採取します。その程度の小さな傷のため、縫合しなくても自然に傷がふさがるのを待つわけです。

なお、採取するのは1本ずつではなく毛穴単位(毛包単位)ですので、FUT法と同じく植毛後は高い定着率を期待できます

メリット

FUE法での自毛植毛のメリットは以下の3点です。

  • メスを使わない
  • 頭皮を切り取らなくて良い
  • 縫合の必要が無い
FUT法の場合には、メスを使って頭皮を切り取る必要がありますが、FUE法ではその必要はありません。そのため、自毛植毛をやってみたいけど、メスを使った外科手術をするのは怖いという方から、非常に人気となっています。

ただ、ここまでお伝えすると、『切らなくて良いし、毛包単位の植え付けが可能ならFUT法よりも、FUE法の方が良さそう!』と思う方がほとんどではないでしょうか?

しかし、FUE法には絶対に知っておいて欲しいデメリットもありますので、その点について以下で詳しく解説します。

デメリット

バツサインを出す医師

FUE法のデメリットは、ズバリ以下の内容です。

手術する人の技術レベルが結果に反映されやすい

FUE法では、ドナーを採取する際にパンチを使って毛包をくり抜くのですが、技術レベルが低い医師がこれをすると、毛根を切断する可能性が高くなります。

毛根を切断すると、その毛はドナーとして使うことができませんので、無駄になってしまう訳です。もちろん、ドナーは自分の髪ですから、限りのある貴重な資産です。

その貴重なドナーを活かせるかどうかは、医師の腕次第ですので、誰に手術をしてもらうかがとても重要となります。ですので、もし手術を担当する医師が経験が浅そうな方や、信頼できなそうに無い方の場合は、手術を受けない方が良いです。

しかし、最近では湘南美容外科クリニックのように、ドナーの採取にだけ専用の機器を採用している病院もあります(湘南美容外科クリニックはARTASというロボットを採用)。

ARTASであれば、医師の技術レベルに関係なく、極めて低い切断率でドナーの採取が可能です。医師の技術レベルに関係なく、良質な治療を受けたい方は、そのようなクリニックを選ぶべきです。

また、ARTASなら採取に必要な時間も短いため、患者さんの精神面や肉体面の負担も少なくなるというメリットもあります。

ちなみに、FUE法で手術を受けられるクリニックは以下の通りです。

FUE法を受けられるクリニック…アイランドタワークリニック、紀尾井町クリニック、湘南美容外科クリニック(ARTASを採用)

以上、FUE法の特徴とメリット・デメリットの解説でした。

■本記事のまとめ

FUE法を利用すれば、メスを使わないで自毛植毛を受けることが可能です。ただし、ドナーの切断率は手術する医師のレベルで大きく異なってきますので、病院選びには注意をしてください。