自毛植毛手術でご自身の薄毛を改善される方が。日本国内でも増えてきています。特にここ数年で患者さんの支持を集めているのが、湘南美容外科クリニックで行われておるARTAS(アルタス)ロボットでの自毛植毛です。
ARTASには5台のCCDカメラが搭載されており、毛髪の密度・角度・本数などから採取する髪を見つけ出し、正確なハンドリングで毛髪の採取を行ってくれるため、大切なドナーをほとんど無駄にすることがないという大きなメリットがあります。
ただ、ARTASでの自毛植毛を受けられるクリニック※が増えてきていることから、「どこで手術を受ければ良いのか?」、「他の手術方式とはどう違うのか?」、「日帰りで手術を受けられるの?」などの疑問をお持ちの方も多いはずです。
※ 本記事執筆時点ではTOMクリニック、聖心毛髪再生外来などのクリニックでもARTASでの自毛植毛手術を受けることが可能です。
そこで、それらの疑問について実際に湘南美容外科クリニックへ取材をして質問してきましたので、本記事でその内容をご紹介します。
ARTASでの自毛植毛を考えている方や、自毛植毛手術をどのクリニックで受けるべきか検討中の方には参考になる内容ですので、ぜひご覧になってみてください。
【参考】湘南美容外科クリニックの口コミと評価【薄毛治療の総合病院】
ARTASに関するQ&A全10項目の目次
湘南美容外科クリニックへ質問した全10項目の質問については、以下の目次から全て確認することができます。
また、それぞれの質問内容をクリックすると、各質問の詳細内容へアクセスすること可能ですので、全ての質問を読んでいる時間が無い方はそちらをご活用ください。
Q1.ARTASで自毛植毛を受けられるクリニックが徐々に増えてきているが、湘南美容外科クリニックの優位点やメリットは?
圧倒的な症例数の実績です。ARTASを使った症例数では、当院が世界第2位です(国内では1位)。
その栄誉を称えていただき、ARTASの開発元から世界に二台しかない最新バージョンのARTASの導入してもらっており、速さも正確性も群を抜いています。
また、ARTASでは髪の採取こそロボットが行いますが、その後の毛髪の株分け、植え付け部分(頭皮)へのスリットの作成、植毛作業は全ての人間の手で行います。
そのため、当院のように症例数が豊富でスタッフの技術レベルが高いクリニックのほうが、患者さんも安心して手術を受けられるはずです。
Q2.ARTASで髪の採取に使用するニードルパンチの径は、手作業の植毛手術で使用するパンチの径よりも大きいですが傷跡は目立ちませんか?
アルタスで使用するパンチの直径は約1mmとなりますので、決して大きくはありません。
ただ、他のクリニックの中には0.65mmサイズのチューブパンチを使用している医院もあるため、そちらと比べると数値だけの単純比較すると大きいのはたしかです。
しかし、当院では毛髪を採取する際にスキンテンショナーという特殊な器具を使って、頭皮を最大限に伸展させた状態でパンチ(髪の採取)をします(以下の画像がスキンテンショナー)。
つまり、頭皮を最大限に伸展させた状態での傷跡は約1mmですが、戻すとその傷後はさらに小さくなります。ですから、手作業でFUE植毛手術※と比較しても傷跡は目立ちにくいです。
※ FUE植毛手術とはメスを使わない自毛植毛法の総称のことです。湘南美容外科クリニックでの自毛植毛はARTASを活用したFUE法となります。
以下にそれぞれの術後の傷跡の参考画像を掲載しますが、当院のARTAS植毛での手術の傷跡が小さいことがお分かりいただけるはずです。
また、ARTASで使用するパンチメスは手作業のFUE手術で使用するものよりもシャープな構造をしているため、髪を採取した部分の傷の治りも綺麗だと言われています。
傷の治り方には個人差がありますので、単純に比較することは難しいですが、当院での症例では術後の傷が目立ちやすくなったという事例はありません。
Q3.湘南美容外科クリニックで実施している「マイクロスリット型の植毛」と、他院で実施している「ホール型(ニードル型)の植毛」との違いは?
日本国内で植毛手術を受ける場合、ホール型(ニードル型)で頭皮に穴を空けて植毛をするクリニックがほとんどだと思います。
ホール型の植毛の場合は、頭皮に空ける穴の大きさがドナー(植える髪)の径よりもかなり大きいサイズになるため、髪を植える作業がやりやすく短時間で手術を完了しやすい点がメリットです。
しかし、頭皮に大きな傷を付けることになるので、頭皮が凹みやすい、自然な仕上がりになりづらいなどのデメリットも考えられます。
一方、スリット型の植毛場合、周囲の毛の流れに沿った植え付けが可能なため、自然で美しい仕上がりになりやすい(特に生え際部分の仕上がりが秀逸)ので植毛したことがばれにくい。ショックロス(自毛植毛後に髪が抜け落ちる副作用)がほとんど起きないなどのメリットがあるんですね。
なお、スリット型の自毛植毛の欠点としては手技が難しいため、技術が無いクリニックが行うと定着率が下がることです。当院は自毛植毛の実績も豊富な医師が手術を実施しているため、そのような心配はまずありません。
Q4.ARTASが髪を採取する仕組みであるニードルシステムとはどのようなシステムでしょうか?
まず、内側にあるシャープニードル(インナーニードル)が皮膚の表面にある表皮のみをパンチして穴をあけます。
このときシャープニードルは毛根の深さまではパンチしません。というのは、深くパンチすると毛根を傷つける可能性が高いからです。
その後は外側にあるダルニードル(アウターニードル)が回転しながら毛根をくりぬくように深く進みます。これらの動きの違う2つのニードルを組み合わせていることで、毛根を傷つけることなくドナーを採取することが可能となります。
Q5.植毛した髪の生着率を高めるための工夫はされていますか?
自毛植毛で採取したドナーは、そのままの状態で放置すると2時間程度すると、温度・湿度・大気(酸素と二酸化炭素のバランス)の影響で、その約10%が弱ってしまい、植え付け後の定着率の低下につながります。
そこで、当院ではドナーをそれらのストレスから守るために、ハイポサーマソルという保存液を使用してるんですね。
このハイポサーマソルを使えば、時間によるドナーの弱体化を防ぐことができるので、移植時の生着率はアップさせることができます。
Q6.手術後を隠すためのウィッグをオーダーすることはできますか?
もちろん可能です。ただ、ウィッグの在庫の関係があるたね、希望をされる場合には事前のカウンセリング時や診察時にお伝えください。事前にウィッグをご希望される場合はお取り置きさせていただきます。
また、ウィッグはオペ当日に調整カットを行った上で、ご帰宅の際にお渡します。
ウィッグの装着期間については、患者様のヘアスタイルにもよりますが目安として1-2週間程度です。
Q7.手術当日の患者さんの一日のスケジュールをお教えてください
ご来院→同意書記入・精算等→お着替え→剃毛→オペ前撮影→麻酔→ARTAS採取→スリットメイキング(穴あけ)→お昼休憩→プレイシング(植え込み)→写真撮影→術後説明→ご帰宅という流れです。
植え込みの本数によりますが、だいたい朝から手術がスタートして、夕方くらいに終わる流れです。どの方も日帰り手術を受けていただけます。
※ 自毛植毛手術の1日の流れについては、次の記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。こちらは実際に患者さんを取材させてもらった記事です。
【参考】ARTAS自毛植毛の手術当日の流れ@湘南美容外科クリニック
Q8.植毛手術後のサポート体制はどうなっていますか?
術後は基本1週間後に、頭皮チェックとシャンプー指導等をさせていただきます。その後もオペ1ヶ月後に経過観察を行う流れです。
植毛した毛は1ヶ月を目安にほとんどが一度抜け落ちるため(その後また生えてくる)、経過観察時にはお客様が不安にならないよう十分な説明をします。
もちろん、経過観察のとき以外にも少しでも不安に感じることがございましたら、お気軽にクリニックまでお問い合わせください。
また、オプションではありますが、オペ2週間後にはシャンプーや調整カット等も対応しています。
Q9.自毛植毛の手術後に日常生活で支障をきたすことはありますか?
当日はシャワー浴のみで、湯船に浸かることはできません。シャンプーはオペ後24時間後から可能です。毛髪に負担をかけないためのシャンプー方法も指導します。
入浴・サウナ・ヨガ・激しいスポーツ等は、1週間後からの取り組みをお願いしています。頭皮マッサージは炎症を悪化させるので、2ヶ月は間禁止です。
ヘルメットについては、髪が擦れて定着前に抜けてしまう可能性があるので、出来れば1週間は避けてください。お仕事でどうしても必要な場合は、かぶり方の指導もします。
また、タバコは血流を悪くし、傷のなおりを悪くさせるので、出来る限り控えてもらいたいです。
以上、ARTAS自毛植毛を受ける前に気になる10項目のQ&Aとなります。
なお、湘南美容外科クリニックでは、現在は医師が無料でカウセリングを行っており、自毛植毛に関する疑問点を直接質聞くことができます。
カウンセリングを受けたからと言って、治療を強制されることは一切ありませんので、その点はご安心ください。
※ 全国にある55医院で無料カウセリングを受けることができます。