ザガーロは個人輸入で購入できる？アボダートやデュタスなどのお薬

日本国内でも2015年9月にAGAの治療薬として認可された『ザガーロカプセル（0.1mgと0.5mgの2種類）』。プロペシア（フィナステリド）では、抑えることができなかったⅠ型の還元型酵素5αリダクターゼを抑えることができるため、そちらよりも高い効果を期待といわれているお薬です。

【参考】ザガーロの効果や副作用まとめ

また、韓国ではすでに薄毛治療薬として市場に流通していたことから※、その発売を心待ちにしていたという方も大勢いらっしゃるかと思います。

※　韓国ではザガーロという名称では販売されていませんが、ザガーロの有効成分であるデュタステリドが薄毛治療薬として、2009年7月に承認を受けてすでに販売実績あり。

しかし、本記事執筆時点（2016年4月）では発売元のグラクソ・スミスクライン社からは、日本国内で正式発売日が発表されていません。

そのため、海外製の商品でも良いから、ザガーロを個人輸入を使ってみたいという方も大勢いるのではないでしょうか？

ザガーロは今のところ日本国内でしか販売の予定はありませんが、それと同じ有効成分デュタステリドが配合された、酵素阻害薬は海外でも流通しているため、海外の製品を購入することは可能です。

個人輸入で購入可能なデュタステリドの内服薬まとめ

そこで以下では、個人輸入で購入することができるデュタスリド配合薬についてご紹介します。なお、参考価格については本記事執筆時点での個人輸入代行業者のオオサカ堂のものです（個人輸入薬の値段は為替レートの変動によりかわります）。

1．アボダート（Avodart）

※　日本で発売予定のザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社が海外で発売している薬

2.デュタス（Dutas）

3．デュプロスト（Duprost）

4．デュタプロス(Dutapros)

以上が個人輸入で購入ができる代表的なデュタステリド配合薬です。値段は1錠あたり、約44円～114円とさまざなですが、日本でザガーロを発売予定のグラクソ・スミスクライン社が製造しているアボダートが最も高額になります。

個人輸入薬の服用は厚生省が注意喚起をしている

ここまでをご覧になって、「じゃあ個人輸入でデュタスリド配合薬を購入しようかな」とお考えの人は、少しだけお待ちください。というのは、個人輸入で薬を購入した場合には、正規品ではなく偽薬を購入するリスクがあるからです。

特にAGA治療薬は世界的に見ても人気が高く、偽物を製造する業者たちのターゲットになりやすい商品です。実際問題として、正規メーカーの製品を偽った偽造製品による被害は起こっており、厚生労働省も注意換気しています。

【参考】個人輸入した海外製プロペシアと国内製とは効果や成分が違う？

また、個人輸入した薬を飲んだことで副作用が起こったとしても、自己責任で片付けられます。デュタスリドは射精障害、勃起不全、性欲減退などの副作用のリスクがプロペシアよりも高いとされている薬です。そのため、少しでも安全面・健康面で不安を感じるのであれば、医師の処方を受けた上で使用するようにしてください。

なお、当サイトでは安全上の理由から、個人輸入での薬の購入・使用は一切おすすめしていません。

■本記事のまとめ