病院で薄毛治療を受ける場合には、プロペシア(一般名フィナステリド)を使用されることが今ではスタンダードになっています。臨床試験でも効果が出ていますし、副作用の可能性も低いので、これは当然の流れと言えるでしょう。
しかし、プロペシアは飲んですぐに効くような即効性のある薬ではありません。毎日継続的に使うことによって、徐々にその効果が表れることが分かっています。
また、プロペシアの働きは実は髪を生やすことでは無いんですね。毛乳頭細胞内のⅡ型の5αリアクターゼの酵素の働きを抑えることで、抜け毛の原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制するように作用します※。
※ プロペシアの働きについては別の記事で詳しく解説していますので、詳細を知りたい方はそちらをご覧ください。
つまり、『AGAの抜け毛の原因を抑える』ということがプロペシアの働きになります。そのため、薬を飲んでも髪が生えてくるわけではありませんので、効果としてすぐには実感できないのは当然っです。
実際、プロペシアを飲んでいる方の中には、『半年間飲んでいるけれど、効果を全く実感できない。このまま、飲み続けるべきかどうかを悩んでいる』という方は、決して少なくありません。
では、どのくらいの期間続ければ効果を得られるの?という点ですが、これは人によって様々なため、一概にこの期間が良いというのは、お答えすることは難しいです。
また、下記の臨床試験の結果をご覧になってもお分かり頂けるように、プロペシアは飲む期間が長くなればなるほど、改善をする方が増えている薬です。
■プロペシアで薄毛改善した人の割合
- 1年間飲み続けた場合…58%
- 2年間飲み続けた場合…68%
- 3年間飲み続けた場合…78%
それに、たとえ目に見えるレベルで薄毛が改善していなくても、進行ストップしているあるいは、進行速度が止まっているなら、薬が効いているとも判断できます。そもそも、薄毛というのは何も対策を立てなければ症状が進んでいくものですからね。
その証拠に、プロペシアの添付文書を確認しても、以下のようにAGAの進行遅延を継続して使うべきかの判断材料に使用しています。
本剤を6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には投薬を中止すること。また、6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討すること。
『進行遅延がみられない場合には投薬を中止すること』というのは、言い換えば進行が遅れているなら薬が効いている可能性が高いということです。
ただし、本当に薬の効果が出ているかどうかを判断は、専門医にやってもらうべき内容ですので、、プロペシアを使用する際には個人輸入を活用せずに、AGAクリニックで処方をしてもらうようにしましょう。
目に見えるレベルで薄毛の改善が見られなくても、薬が効いているいる可能性はありますので、自己判断で薬を勝手にやめるようなことはしないでくださいね。
また、それでもやはり効果が出てないと感じている方は、プロペシアを活用した治療方法ではなく、クリニックで独自配合した治療薬や、育毛メソセラピーのような方法もあります。ですので、もし効果で悩んでいる方は、まずは信頼できるAGAクリニックで相談してみてください。
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■本記事のまとめ
プロペシアの効果を判定する期間の目安は半年間。また、髪がボリュームアップしていなくても、進行がストップしているなら、薬が効いている可能性が高いです。ただし、薬を継続使用するかどうかの判断は、医師が行うべき内容ですので、プロペシアは病院で処方してもらうようにしましょう。