薄毛に関する悩みというのは、現代に生きている人だけが抱えている訳ではありません。実は紀元前時代のローマの名将軍であったカエサル(シーザー)も薄毛で悩んでいたと言われています。
なお、カエサルがも月桂冠を被る特権を与えられときには、「これで前頭部の薄くなった髪を隠すことができる」と大変喜んだそうです。そのくらい、彼自身が薄毛であることがコンプレックスだったのでしょう。
そのように私たち男性は古くから、薄毛に悩まされていたんですね。それだけ昔から多くの男性の悩みの種だった若ハゲですから、原因となることについても様々な憶測があります。
そして、その原因と言われている項目の1つが、「頭皮が硬い人ほど薄毛になりやすい」です。
10代・20代の若い人にはそんな話を聞いたことがないという方もいるかもしれませんが、30代以上の男性陣は一度はそのウワサを聞いたことがあるかと思います。また、自分の頭皮を触って確かめてみた経験がある方もかなりいるはずです。
では、本当に頭皮の硬さと血行とは関係性があるのでしょうか?
ライオンが行った調査では頭皮の硬さと薄毛には関係性があった
実はこの件ついて、ライオン株式会社がたいへん興味深い調査をしていまいます。その内容がこのウワサを真偽する上で、とても参考になるものですので、こちらでご紹介します。
その調査では「薄毛グループ」と「薄毛でないグループ」を分けて、グループごとに頭皮の硬さ・水分量を専用の機器を使用して調べました。
結果、薄毛グループの方が頭皮の状態が硬く・乾燥していることが分かったんですね。つまり、薄毛の人の方が頭皮が硬いということが、数値的にもきちんと証明されたわけです。
頭皮が硬くなるのは血行の低下が原因
どうして薄毛の人ほど、頭皮が硬く・水分量も少なかったというと、その原因として考えられるのが頭皮の血行不良です。
血行不良になると皮膚は乾燥しやすくなります。水分量が減れば、頭皮の柔軟性は減少してしまうので、当然のことながら、触った感触は固くなりますよね?
つまり、頭皮の硬さによる薄毛を作りだしている、そもそもの原因は血流の悪化なわけです。
実際、血流促進は発毛を促進する上で、非常に重要な要素として位置づけられており、発毛剤のミノキシジル(リアップの有効成分)もその働きは、毛母細胞付近の毛細血管の血流をよくすることです。
そのため、頭皮が硬い人=血流が悪い人と考えれば、それが薄毛の原因になるというのも納得できます。
おすすめの対策は頭皮マッサージを入念にすること
では、自分の頭皮が硬かった場合に、その対策のためにはどんなことをすれば良いかについてですが、自宅ですぐにできる対策でおすすめなのは頭皮マッサージです。
頭皮マッサージは昔ながらのケアなので、効果を軽視している方もいるかもしれませんが、AGAクリニックの医師の中にも推奨する人が多い、効果を期待できる薄毛対策です。
私が以前に、湘南メディカルクリニック大阪院に取材をさせて頂いたときにも、そこで医院長を務められている斎藤医師が頭皮マッサージの重要性をレクチャーしてくれましたので、その点は間違いありません。
薄毛治療湘南メディカルクリニック大阪院の取材レポート!
なお、頭皮マッサージの方法の詳しいやり方については、次の記事で解説していますので、そちらの内容をぜひ参考にしてください。
頭皮の血行促進のツボの場所と自宅マッサージの方法
※ こちら(↑)では、育毛のツボ(百会、風池、天柱)の位置も画像付きで紹介しています。
また、お薬で血行を促進させて薄毛治療をしたい場合には、ミノキシジルを使用すれば良いでしょう。
ただし、ミノキシジルや医薬品であり、副作用の危険もありますので、AGAクリニック(薄毛治療の病院)で医師の診察を受けた上で使用をされることをおすすめします。
当サイトでも下記の記事でおすすめできるAGAクリニックを紹介していますので、そちらもご参考になれば幸いです。
【最新版】薄毛治療におすすめのAGA病院ランキング
■本記事のまとめ
頭皮の硬さと薄毛には関係性があることが、ライオンが行った調査により分かりました。
なお、自分の頭皮を触ってみて硬いと感じた方は、頭皮マッサージに取り組むことをおすすめします。専用器具も必要なく、自宅でも簡単にできる内容なので、ぜひ今日から始めてみてください。