10代や20代には、おしゃれのためにパーマをかける方が昔からたくさんいました。なお、ニュアンスパーマ、スパイラルパーマ、ツイストパーマなどの、比較的に軽めのパーマは芸能人でもファッションのためにかけている方が多く、今でも根強い人気です。
しかし、最近は若い方だけでなく、30代・40代の男性でもパーマをかけている人が増えてきました。そして、それらの年代の人達がかけるパーマは、おしゃれというよりも薄くなってきた髪をボリュームアップさせることが目的の場合が多いです。
ですが、そのように薄毛をごまかすためにかけるパーマは当サイトとしては、おすすめすることはできません。というのは、パーマ自体が髪を傷めることにつながり、抜け毛・薄毛の原因にもなる可能性のある行為だからです。
では、どうしてパーマがそれほどまでに髪に悪いのでしょうか?その理由について、以下で詳しく解説します。
パーマは強い溶剤で髪を変形させること
そもそもパーマとはどんな行為なのかについてですが、私たちの毛髪の内部は無数のタンパク質が繊維状の束になって構成されています。このタンパク質の束がケラチンと呼ばれるものです(シャンプーのCMなどでよく耳にするあのケラチンのこと)。
なぜ、それだけ多くののタンパク質がバラバラにならずに、1本の毛になっているのかというと、システィン結合(アミノ酸の結びつきのこと)でしっかりとくっついているためです。
パーマで使う溶液はこのシスティンを結合を破壊して、髪に思い通りの形(ロッドで巻いてウェーブしたり、アイロンで伸ばしてストレートにしたり)にした上で、また無理矢理に結合するためのものになります。
なお、パーマでは1液と2液の2つの溶液を使いますが、システィン結合をバラバラにする1液、そのバラバラになったものを再結合させるのが2液の働きです。
つまり、無理矢理に毛髪の構成をバラバラにしてから、さらに無理矢理にくっつけるのがパーマの正体なわけです。そんな行為が髪にとって良いはずがありませんよね。
もちろん、システィン結合をバラバラにするような作用の強い溶液ですから、頭皮に付着すれば、頭皮を傷つける原因にもなるものです。実際問題として、過去にはパーマ溶液で頭皮が炎症して、美容院を訴えたなんて事件も起こっています。
また、パーマで傷んだ髪の毛は切れ毛・抜け毛を起こしやすくなるのも、薄毛で悩む人にとっては大きな問題です。
そのようにパーマは薄毛・抜け毛の原因になる可能性があるため、将来薄毛になりたくない方は、どれだけ緩いパーマであってもかけることはおすすめできません。
たとえパーマで髪をボリュームアップをできたとしても、それは一時的な現象です。そのせいで、頭皮や髪を傷つけてしって、薄毛を促進させては元も子もないですからね。
それに最近では薄毛治療に関する研究・開発も進んでおり、AGA(男性型脱毛症、いわゆる若ハゲや薄毛)の治療を受けられるクリニックも日本全国に登場しています。
ですので、パーマでボリュームアップをさせるくらいなら、そのような病院で根本問題を解決をした方が良いでしょう。
例えば、銀クリAGA(銀座総合美容外科)やAGAスキンクリニックなどの薄毛治療クリニックは、テレビコマーシャルも放送しているため、ご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。
※ 以下は篠崎愛さんが出演されているAGAスキンクリニックのCMですが、歌唱力が高すぎるとネット上でも話題になっています。
篠崎愛さんがCM出演されているAGAスキンクリニックへは、当サイトでも取材をさせて頂きました。取材の様子については、次の記事でご覧いただけます。
AGAスキンクリニックでのカウンセリングから治療までの流れ
なお、次のページではおすすめAGAクリニックをランキング形式で紹介していますので、どの病院で治療を受けようか悩んでいる方は、各クリニックの特徴を知りたい方や、ご参考にしてください。
【2015年版】薄毛治療におすすめのAGA病院ランキング
※ こちら(↑)で各クリニックの特徴や評価もチェックすることができます。
■本記事のまとめ
パーマでは髪内部のシスティン結合を破壊するほどの、強い溶液を使用します。その溶液が頭皮に付着してしまっては、頭皮に炎症を起こし、抜け毛を誘発原因になるため、薄毛でお悩みの方がパーマをあてることはおすすめできません。