前回の記事で薄毛の原因になる生活習慣の1つとして、飲酒をご紹介しました(下記の記事をご参照ください)。
ビールやお酒を飲めば血行がよくなるので薄毛予防になる?
ただし、お酒の場合は適量であれば、髪に深刻な影響を与えることはありません。ですので、完全に禁酒するのも1つの補法ですが、それが精神的に大きな負担やストレスに感じるというのであれば、休肝日を設定した上で、1回に飲む量を減らせば良いでしょう。
昔から「酒は百薬の長、されど飲みすぎは万病の元」と言われているくらいですので、適量であれば髪への影響も大きく心配する必要はありません。
また、米国保健科学協議会が発表しているデータでも、適量の飲酒(1日あたり日本酒1合、缶ビールロング缶1本程度)は、動脈硬化予防につながるとされていますので。そのため、お酒を飲むこと自体については、それほを厳しく律する必要は無いです。
仕事終わり家に帰ってきて、風呂で汗を流してから飲むビールは最高に美味しいですので、あれをそう簡単に止めること難しいですからね^^;
しかし、飲酒とは違い、髪のことを考えるのであれば、今すぐ絶対にやめて頂きたい生活習慣もあります。それはタバコです。
喫煙は健康面だけでなく、髪のためにも何一つ良いことが無い生活習慣のため、続けていても何も良いことはありません。
タバコのニコチンは血管を収縮させる
発毛・育毛のために何が最も重要がをあなたはご存知でしょうか?それは、体内の血液の循環をよくすること言えます。
発毛薬として知名度の高いミノキシジル(リアップX5やロゲインに配合されている成分)も、突き詰めればその働きは頭皮下部の血流を促進することです。また、医薬部外品の育毛剤に含まれている有効成分だって、その多くの成分の働きは血行促進になります。
以上のことからも、血流を良くすることが発毛のために、いかに重要かがお分かりいただけるはずです。
しかし、タバコに含まれるニコチンと言う成分は、血管を収縮させる働きがあります。タバコを吸った瞬間に少し頭がクラクラするのも、血管が収縮して血圧が上昇するためです。
そして、血管が収縮すれば頭皮の毛細血管には血液が流れにくくなり、毛母細胞へ栄養が運ばれにくい状態になるため、強く太い髪が育ちにくい状態になっています。当然ですが、薄毛・AGAが進むスピードも早まるでしょう。
なお、たとえあなたが吸っていなくても、副流煙を吸ってしまえばニコチンを摂取することに違いありませんので、喫煙者の多いパチンコ店や居酒屋に長時間いるのも避けた方が良いです。せっかく自分が禁煙していても、副流煙を継続吸ってしまっては意味がありませんからね。
それから、自分の意思で禁煙することが難しいと感じている方は、禁煙外来を積極的に利用されることをおすすめします。
禁煙外来には保険が適用されますので、決して高額な費用は必要ありません。それに、チャンピックスのような禁煙治療薬を使えば、禁断症状も軽くすることもができます。
実際、禁煙外来の成功率は78.5%とかなり高い数値ですので、自分一人で取り組むよりもはるかに成功をしやすいです。
どうしても自分一人で禁煙に取り組むと、1本くらいなら別に良いかなと甘えた気持ちが出やすくなってしまいますからね。体の健康はもちろんのこと、将来ハゲないためにもぜひ禁煙に取り組むようにしてくださいね。
■本記事まとめ
喫煙は健康面だけでなく、髪にとっても何一つ良いことが無いため、全くおすすめすることはできません。もし、今タバコを吸っているのであれば、薄毛対策のためにも今すぐ禁煙するべきです。