短時間で自分の望み通りの髪型が実現できるという点から、薄毛を隠す方法としてカツラを選ぼうとする方は、今でも多くいます。
少しでも早く薄毛をどうにかしたいというのは、誰もが思うことなので、今後も新たにカツラを選ぼうとする方がいなくならないでしょう。
ただし、そのようなメリットがある反面、次の記事で紹介したようなデメリットがあることを理解しておかなくてはいけません。
かつらのメリット・デメリット【手軽にできるが欠点も多い】
そして、上述した記事で紹介したデメリットの中でも、必ず知っておいていただきたいのが『抜け毛が促進する可能性がある』ということです。
「でも、カツラの販売しているメーカーの中には、ヘアサロンもやってるところもあるんでしょ?だったら、髪のことには気を使っているはずだから、抜け毛の原因になるなんてありえないと思うんだけど…」
たしかに、カツラメーカーの中には、全国にヘアサロンを展開している企業もあります。しかし、それはヘアサロンに通うお客さんは薄毛を気にする方のため、将来的にカツラを購入するお客さまにな可能性が高いからだと考える方が自然です。
ヘアサロンをやっているからと言って、カツラが抜け毛の原因にならない根拠は全くありません。
では、どうしてカツラを被ることで、抜け毛が促進する可能性があるのか?その理由について、以下で詳しく解説します。
カツラはカビや雑菌繁殖の原因になる!
冬の寒い時期にはカツラを被っていても、特に頭が蒸れる感覚はないかもしれません。しかし、夏に長時間カツラを被ると、汗で頭皮中が蒸れて気持ち悪い感覚に襲われます。
カツラを被った経験のあることは分かると思いますが、暑い季節に1時間もカツラを付けていると、すぐにそれを取り外して、頭をかきむしりたくなる衝動にかられることが多いです。そんなに蒸れた状態が続くことは頭皮に良いはずがありません。
それに、長時間蒸れた状態が続くことは、カビや雑菌が頭皮に繁殖する原因にもなります。そして、カビの中には、タンパク質を栄養をするものがいるため、どんどん増殖していきます。
そして、最終的にはそれが毛根へ侵入して、脱毛を引き起こす可能性があるんですね。ヘタをすれば、髪が一生はえてこない永久脱毛になるかもしれません。
また、最近のカツラはピンで自毛に止めるタイプが多いので、自毛にも物理的な負担がかかることになります。引っ張り続けられた自毛は抜けやすいなるため、カビ以外にも薄毛の原因がある考えることができます。
なお、自毛に負担がかかるということを考えると、カツラだけではなく、自毛に人工毛を結びつける『増毛法』も同じデメリットがあると考えた方が良いでしょう。
薄毛を隠すために、それらの方法を選ぼうと考えている方は、今回紹介したデメリットを踏まえた上で、装着するかどうかを判断するようにしてください。
カツラを被らなくても投薬治療や自毛植毛のような病院でのAGA治療で、薄毛は改善することが可能ですからね。なお、病院での薄毛治療を考えている方は、次の記事が参考になります。
【2015年版】薄毛治療におすすめのAGA病院ランキング
■本記事のまとめ
カツラを被ることで頭皮に繁殖するカビや雑菌や、薄毛・禿げの原因になる可能性があります。
そのデメリットを踏まえて、カツラを被るかどうかを判断してください。