『植毛をした人の頭皮を近くで見ると、頭皮がボコボコしてる見える…』。そんな噂話を聞いたことがある人はいらっしゃるかと思います。
インターネット掲示板で植毛の情報についてリサーチしていると、そのような口コミをみかけるため、『植毛=頭皮がボコボコになる副作用がある』と感じている人もいるかもしれません。
そして、そのことが不安になって植毛手術をためらう方も多いはずです。ですが、植毛手術にそんな副作用が本当にあるのでしょうか?
この点について、植毛手術を受ける前に知っておくべき重要な内容ですので、以下で詳しく解説させて頂きます。
ピットスカーの副作用が起きやすいのは人工毛植毛
植毛手術後に頭皮の皮膚が、へこむという副作用はたしかに存在します。この症状は、一般的にピットスカー(アイスピックで刺してできたような状態の傷)と呼ばれているものです。
ただし、ピットスカーが頻繁に起こるのは植毛は植毛でも、人工毛を活用した手術の場合になります。
人工毛植毛で手術で植える毛は、自分の後頭部から採取したドナーではありません。ナイロン製の人工的に作られた毛を植えつける手術です。つまり異物を体内に挿入するため、拒絶反応が起こる可能性が高くなるわけです。
そして、その拒絶反応により植えた毛根部分がへこみ、そこにカサブタ状の皮脂がたまります。このへこみが頭皮がボコボコして見える原因です。
また、人工毛植毛では植えた毛が生着することはありません。抜けたら終わりのため、毛を植え込む際には強い力で深く挿入します。そのように深く挿し込むことも、頭皮が変形する原因とも言われています。
なお、人工毛植毛手術のデメリットについては、以下の記事で詳しく紹介しています。金銭的にもデメリットが高い手術方式です。
人工毛植毛のデメリットと副作用の話
では、自毛植毛の場合はどうなのでしょうか?
自毛植毛は植える毛は自分の髪ですので、拒絶反応が起こることはまずありません。ですから、ピットスカーが起こる確率も極めて低いんですね。
そのため、ピットスカーが不安だという方は手術方式には『自毛植毛手術』を選ばれることを推奨します。
なお、自毛植毛手術の実績が豊富なクリニックとしては、湘南美容外科クリニック・アイランドタワークリニック・紀尾井町クリニックなどが挙げられます。
それぞれのクリニックでの植毛法の特徴については、次のページでまとめて解説しています。そちらもご参考になれば幸いです。
自毛植毛手術で技術力の高いAGAクリニック
■本記事のまとめ
植毛後に頭皮がへこむ副作用が起きやすいのは、人工植毛での手術です。そのような副作用が嫌な方は、人工毛植毛はおすすめできません。